グリスはいっさい塗る必要はありません。
サーマルグリズリーのカーボナウトを CPU の上に敷くだけだと、
以前にお話したと思います。
んで、アルミホイルでも良くね? という実験です。
とりあえず、アルミホイルを適当な大きさに切って、
そこらへんに転がっている CPU のヒートスプレッダの上に置きました。
手始めにグリスのデータを見ていきましょう。
CPU の最低温度( Min. )の平均は37度ぐらいです。
次にアルミホイルです。
興味深いのは最低温度( Min. )でしょうか。
アイドルの場合は 32 度ぐらいと、グリスのデータを圧倒しています。
最高温度( Max. )をみていきましょう。
これは CPU に 100% 近い処理をさせ、
過剰な負荷をかけた場合の温度になります。
アルミホイルは 68℃ や 69 ℃ が散見されます。
それに対し、グリスの温度は 63℃ や 64℃ ですね。
高負荷で処理をする場合においては、
アルミホイルよりグリスのほうが熱伝導が良いという結果になりました。
グリスを塗った上に、
アルミホイルを敷いた場合も検証しました。
グリスとアルミホイルのハイブリッドですね。
データからみても、
アルミホイルとグリスの良さが合わさった感じがしませんか?
heat transfer; 熱伝達(伝熱)は、
グリスよりもアルミホイルが優れています。
CPUが 100% 近い状態になると、
グリスに軍配が上がるという結果ですね。
しかし、CPU を全開の性能で使うキモオタはほとんどいません。
なので、アルミホイルでいいんですね^ー^
2枚、3枚のアルミホイルを重ねた場合や、
アルミホイルをシワなく薄く伸ばした場合などの、
色々なケースの検証が不十分ですが、
普通に PC を使うならアルミホイルでいいと解します。
グリスは1000円ぐらいするものなので、
スーパーマーケットなどで安く買えるアルミホイルのコスパに圧倒されます^ー^
キモオタはグリスの塗り方……、
グリスを薄く塗ることに拘ってきましたが、
そんなものに拘るぐらいなら、
アルミホイルで良かったのです。
まっ、オレっちは thermal grizzly Carbonaut を推奨しますが^ー^
やはり、自作 PC (自作パソコン)は貧乏人のホビーであると、
またしても痛感させられたのでした^ー^
てか、真面目にグリスをシコシコ塗っていたのは何だったんだよ^ー^