フロントウイング ISLAND

数年前に『ISLAND』をやりました。

アニメ化されたようですが1秒も見ていません。

ISLAND をやるなら、『 Summer Pockets(サマーポケッツ)』をやった方がいいです。

「氷河期」と「現代」が繰り返される世界が舞台

この作品の時間線は、「1999年の夏」と「22016年のアイランド」が円環的に繋がっている設定です。

これらは全て、作中で説明されたようにアカシックレコードというシステムによるものです。

また、タイムスリップしたと思いきや、

実は、「コールドスリープ」をしていたというのがポイントです。

ウェルメイドなタイムトラベル作品に慣れてしまったキモオタには予測ができない話の運びであったと思います。

???「きっと世界と箱庭のようなもので、俺たちはその箱庭で踊る人形なのだ」

『ISLAND』はプレイヤーに「現代版浦島太郎」を印象づけます。

「玉手箱は、実はタイムマシンだった」という主張やあたかも竜宮城を想起させる「暴龍島」にしかりです。

だが、これらはプレイヤーをミスリードに誘う舞台装置であり、物語の核心から遠ざける隠れ蓑にすぎません。

リンネ = 玖音

冬編が始まるころには、リンネ=玖音だとわかります。

そもそも、公式サイトに「せつなとえいえんのおとぎばなし」と書かれていることから、

リンネの正体が玖音であることは想像にたやすいです。

玖音は、「久遠」の当て字です。

久遠は永遠のことです。

輪廻の当て字である「凜音」が「生まれ変わって待っているから」とささやくからといって、耳を傾けてはいけません。

リンネは玖音ですから、凜音は主人公の娘です。
よって、最後の選択肢は「必ずリンネを幸せにする」が正解です。

体に染みついた記憶が使命をささやきます。

円環的世界だからヒロインに会うと記憶を取り戻すのです。

それは、運命だから。輪廻だから。おとぎばなしだからです。

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