「茂木和哉( C00181 )」なる商品がある。
水垢が落とせたり、コゲが落とせたりといった、
多岐にわたる用途が売りの洗剤だ。
見ても見なくても人気の商品である。
「頑固な水垢が落とせる」と訴求している。
しかし、値段が高いので、
俺っちのようなボンビーには買えない。
涙が出てくる。
よって、自作する。
C00181 の成分は、
「研磨剤(50%)、スルファミン酸、グリコール系溶剤、増粘剤」で構成されてる。
研磨剤(50%)
クレンザーで良い。
ただ、泡立つのが邪魔かな^ー^
スルファミン酸
「スルファミン酸って何だよ……」
ツイのオタクに訊いたら、
ダイソーなどの100円ショップで売っている「ポット洗浄剤」に含まれているようだ。
「酸解離定数」という概念がある。
http://www.penguinwax.co.jp/recommend/exhimitu.pdf
酸解離定数をみると、
クエン酸より、スルファミン酸のほうが強い。
となるようだ。
本来は、スルファミン酸を使うべきだが、
手元にないので、クエン酸を使うことにした。
クエン酸とスルファミン酸のどっちでも良い気がした。
グリコール系溶剤
これは、界面活性剤で良い。
台所用洗剤で良いだろう。
増粘剤
増粘剤とは、液体をジェル状やペースト状にするもの。
アルギン酸ナトリウムを使った。
無くても良い。
「茂木和哉( C00181 )」もどきをつくる。
研磨剤( 50% )は確定しているので、
あとは適当につくった。
主成分はクレンザーなので、
クエン酸と界面活性剤の配合は適当でいいだろう。
比率は、
- クレンザー:50%
- クエン酸(スルファミン酸):40%(少なくても良い)
- 界面活性剤:8%(多くても良い)
- アルギン酸ナトリウム:2%(無くても良い)
まずは、クレンザーから。
体裁があるので、いちおう計る。
クレンザーの粉末を容器に入れていく。
クエン酸も入れる。
なお、路線変更して、
クエン酸を3割、界面活性剤を2割でいくことに。
アルギン酸ナトリウムは、3グラム程度いれた。
界面活性剤を入れる。
撹拌する。
それっぽくなった。
鏡を研磨してみたところ綺麗になった。
カネヨンという弱アルカリ性の液体クレンザーがある。
これもやっていることは大体同じなので、
カネヨンでもいいだろう。
研磨剤が 50% 含まれていることが、
茂木和哉( C00181 )の条件と符号する。
カネヨンに、スルファミン酸やクエン酸を入れて改造するのが手っ取り早い。
気分で界面活性剤を増やしても良い。
カネヨンに、ダイソーにあるポット用洗剤(110円)を加えたペーストを作ることを推奨する。
ピカール液を改造してもいいかもしれない。
研磨剤(50%)、界面活性剤(7から10程度)であれば何でもいい。
条件を満たせるなら、
100円ショップやマツモトキヨシにある安い液体クレンザーでいいだろう。
ついでに、家にある掃除用の溶剤や粉末を紹介する。
- 排水パイプ用洗浄剤(水酸化ナトリウム:2%)
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)
- 過炭酸ナトリウム
- 写真にはないが、クエン酸
過炭酸ナトリウムは漂白剤である。
インターネットでは、オキシクリーンが有名である。
オキシクリーンは、過炭酸ナトリウムが主成分だ。
よって、過炭酸ナトリウムでも「オキシ漬け」ができる。
「オキシ漬け」なんかやるより、
排水パイプ用洗浄剤(パイプユニッシュ)に漬けたほうが油も汚れも落ちる。
排水パイプ用洗浄剤は、
次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウム(2%)が混ざった溶剤である。
これは、色んな掃除に使える。
気分で過炭酸ナトリウムを混ぜるといいだろう。
俺っちが使っている溶剤や粉末の数々である。
酷使しているので、棚に結晶が付着している^ー^
「茂木和哉( C00181 )」は、ホームセンターの他にも、
Amazon などの通販サイトで販売されている。