12年前ならカスタムIEMを除いて、間違いなく世界最高音質といえるイヤホンがあります。
それは、Triple.fi 10 Proというイヤホンです。
キラキラした高音が特徴で、まるでモニタースピーカーで聴いているようで、
イヤホンとは思えない音の良さを教えてくれました。
当時のマイクメーカー作った高音が伸びないSE530よりも音が良いです。
後継機のSE535やスポンジをつめただけのSE535LTDと比べても音は良いと思います。
時代は変わり、2012年頃からユニバール機の音質は飛躍的に向上しました。
Triple.fi 10 Pro の音が古くさくて粗いと思えるほどに。
解像度や分解能は向上し、音質の追求は今日でも図られています。
カスタムIEM 以外のユニバーサルのイヤホンは、
主にイヤーチップやイヤーピースを用いて耳に装用します。
しかし、これだと異物感や、
なかなかフィットしないといった問題があります。
また、耳の形状は人によって異なります。
そして、左右対称な耳の形や、
耳の左右の位置が同じ人は少ないはずです。
オレっちも Triple.fi 10 Pro の純正のSサイズでないとフィットしませんし、
コンプライを使うと音が籠るといったことを感じていました。
解決する手段として、
リモールドやカスタムイヤーチップを業者に依頼するなどが考えられますが、どれも気軽にできるものではありませんでした。
またリモールドはオリジナルの音から離れるのではないかという懸念もありました。
そんな折、たまたま下記のサイトを拝見する機会があり、試してみることにしました。
俺っちは東急ハンズまで足を運びましたが、Amazon でも売っています。
Mack's® Ear Plugs の Pillow Soft® Silicone Putty Ear Plugs という耳せんですね。
Triple.fi 10 Pro からイヤーチップ・イヤーピースを外し、シリコンの耳せんを形成します。
俺っちが不器用だからですが、なかなかうまくいきません。
うまくやらないと低域が逃げます。5分では出来ませんでした。
しかし、ひとたびコツを掴むとすぐにフィットしました。
リスニングしてみると、素晴らしい音質です。
これなら、Triple.fi 10 Pro の性能を99%引き出すことができます。
これをつけたまま軽く外でランニングをしてみましたが、騒音が聞こえないです。
走ってもズレることはないです。
チャリホン(イヤホンをしたまま自転車に乗ること)をしたら事故るなと思いました。
すばらしいです。サイトの執筆者に感謝です。
ただ、シリコン部分は目立つと思います。
ゴミや異物がシリコンにつきやすいなど欠点もありますが良かったです。
目をつぶることができないマイナスファクターがありますが、
フィット感や遮音性は抜群です。
今はやってないけど。
これをやったのは5年前ですね^ー^
シリコンの耳せんで形づくったら、
レジンを塗布して、UV ライトで固めてみても面白そうです。