リアルフォースのキーが効かなくなったときの対処方法

よく「ジュースをこぼした」「ワインをこぼした」「コーヒーをこぼした」「お茶をこぼした」とかいう理由で、

リアルフォースのキーが反応しなくなったとききますが、

故障の原因としては考えにくいんですね。

リアルフォースを分解するとわかりますが、

Num lock (ナムロック)のインジケーターの LED とか、

リアルフォースのロゴの下あたりに、

コンデンサなどの実装部品があるからです。

厳密にいうと基盤の裏側にあるので、

これまた、そこに液体の類いがかかるとは考えにくいんですね^ー^

東プレのリアルフォースは、何クーロンか知りませんけど、

電荷を入力しています(『静電容量方式』)。

イオン(陰イオン)を感知する部分が飲料などで汚れると、

絶縁され、信号を入力できなくなるわけですね^ー^

 

キーボードの変換キーが入力できなくなりました。

コーヒーをこぼしたからです。

しかし、オレっちはリアルフォースを分解しまくっているので、

リアルフォースの基盤の大部分が静電気を察知するだけの構造になっているのは知っています。

メーカーのオーバーホールに頼らずに、自力でお手入れしようと思います。

ちなみに、Keybord IE は必須です。

どのキーが反応しないのか、

はたまた、反応するのかがわかりますからね^ー^

ギターのピックなどで、ABS 樹脂のパネルを外します。

プリント基板の9番とか8番とかを指で触ると入力されます。

静電気で入力されることがわかります。

実装部品がありませんね。

やはり、頑丈なリアルフォースは、

飲み物ごときでは壊れないんですよ^ー^

ネジがたくさんあるので、電動ドライバーがないと億劫ですね^ー^

写真はベッセルの精密ドライバーですが、

+0 のドライバーを使いました。

「ラバーカップ(ゴム)」を取り外してみましょう。

コーヒーの汚れがありますね。

コンデンサのひとつもない、基盤のプリントだけですね。

リアルフォースの仕組みとしては、

金属で作られた円錐状のコイルスプリング・「コニックリング」をラバーカップで覆い、

キーで押下することで信号を入力するというもの。

メカニカルな青軸などとは異なり、

構造上、スイッチがないため、チャタリングが起こりません。

そのため、キモオタユース( FPS ゲームなど)での故障が起きにくいとされています。

また、高速で入力できるのは想像できますね^ー^

実は、このバネは劣化するため、

長年つかうと、反応が鈍くなるんですね^ー^

あまり知られていませんが……。

東プレのいうキースイッチの故障は、

バネの劣化なのでしょう。

この方式では円錐バネを覆うカップラバーを違う弾力のものに変えるだけで、キー1個1個の荷重を変更できる。

例えばRealforce106では、主要部分が45グラムだが、力が弱い小指で押下するキーは30グラムに設定されている。

出典:https://www.itmedia.co.jp/news/0207/11/nj00_topre_key.html

このような記事もありますが、

アリエクスプレスなどでは、グラムが異なるバネが売られています。

どちらが正しいのでしょうか^ー^

白いリングが入力を感知するところなので、

無水エタノールなどでクリーニングします。

接点復活剤でもいいですね。

ラバーカップが打鍵に耐えられず、

はち切れることも想定されるので、

アリエクスプレスなどでスペアを用意したほうがいいかもしれません。

サードパーティ製のモノもシートで売っていますね。

リアルフォースの独特な打鍵感というのは、

ゴムにカバーされたバネを打っているだけなんですね^ー^

このラバーはバネを支えるパーツであるので、

押し心地とかキータッチは副産物なんだと思いますよ。

コニックリングを白い円からはみ出ないように置くのがコツです。

そして、このバネがズレて動かないよう、

ラバーカップでプロテクションします。

 

箱から出したままの新品の等荷重のリアルフォースであっても、

キーの感触が異なることがありますが、

ラバーゴムをどう配置するかによって、

キーの感触が変わってくることが手に取るようにわかりますよ。

まあ、指だけど。

ラバーカップを基盤に固定する便利な道具としてスティックのりが挙げられます。

ラバーゴムを基盤に貼らないと、

組み立てるときにバネが動いてしまうからですね。

安価で入手しやすいのもいい。

ラバーゴムを貼ります。

それなりにズレないように貼らないと、

感触が変わってしまいますからね^ー^

あとは、アッセンブリするだけです。

キーが反応するようになりました。

良かったですね。

上述のようなテクニックは、

10年以上、リアルフォースを使う上で重要になります。

コニックリング(バネ)ですが、長年つかっていると、

バネにもガタがくるので反発が弱まります。

そうなると、キーが入力しづらいといったことが起こります。

バネも「キュコキュコ」と鳴きはじめますしね。

あまり使わないキー……、

たとえば、Scroll Lock などのバネと、

良く使うキーのバネを交換する必要が出てくるんですね^ー^

アリエクスプレスとかで「 topre spring 」などと調べると、

バネは売っているのでストックしたほうがいいです^ー^

中古のリアルフォースから抜き取るのもいいですね。

コニックリングを交換できるようになると、

リアルフォースは10年以上使えます^ー^

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コンデンサなどの実装部品が飛ばない限り、

リアルフォースは20年ぐらい使えると思います^ー^

バネの交換を知ってしまえば、

中古でも良いことがわかるでしょう。

 

リアルフォースは「高級キーボード」などといわれますが、

ゲーミングデバイスとかでキーボードが2万とか当たり前となったイマ、

改めて所有すべき、キーボードでないかと思います。

10年は使えるので、償却すればタダで使えますしね。

 

買ったときから、キーキャップにゲートカット跡が残っていたり、

45g の等荷重のキーボードであっても、

感触がわずかに違ったり(ラバーカップとコニックリングの配置によるものか)、

バネがヘタるキーボードですが、

何十年も使えて良いキーボードだと思いますよ。

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