『ソードアート・オンライン24 ユナイタル・リングIII』

印象深かったセリフは、

「わたし、決めてるの。次は絶対にキリトくんを守るって」

「え…………?」

である。

エモい。涙がとまらない。

過去にも、

 

揺らめく光 の粒たちが作り出す人の形をした量子場が、いま互いの掌で接続している。

体温を感じるというのは、つまりそういうことなのかもしれない。

明日奈はそっと瞼を閉じ、心の中で囁いた。

――ほら、大丈夫だよ、キリト君。いつだって、わたしはあなたの背中を守ってる。

わたしたちは、世界最高のフォワードとバックアップなんだから。

A quantum field made from fluctuating motes of light in the shape of a human being, connected through their palms…
Perhaps that was what she was truly feeling when she felt his body temperature.
Asuna closed her eyes and said a silent reassurance.
It will be all right, Kirito.
I will always be watching your back.
We’re the greatest forward and backup in the world.

というセリフがあったが、今回もエモい。

キリト君は両親を失い、義妹にも心を開けず、

深く心を閉ざしながら生きてきた。

アスナ 嬢も同じく、家族を信用できなかった。

そんな2人がSAOで出会った。

つまり、鍵と鍵穴のような関係である。

love でも like でもなく、affection のような関係なのである。

『ソードアート・オンラインプログレッシブ6』でも、

キリト君はこう言っている。

 

俺だって、アスナからたくさんのものをもらっている。

こうして目を閉じただけで浮かんでくる様々な情景、ふくれっ面のアスナに脇腹を小突かれる感覚さえもが、色鮮やかな記憶の一部となって、
俺に生きるための力を与えてくれている。

この世界に囚われるまで……アスナと出会うまで、俺は他人とのかかわりなど面倒なだけだと思っていた。

学校では友達を作ろうともせず、両親や妹との間にすら壁を築き、 ネットワーク越しのやり取りにかりそめの慰撫を求めていた。

でも本当は、俺という人間を作ったのは十四歳まで育ててくれた両親であり、邪険にしても慕い続けてくれた妹であり、いままでに出遭った全ての人たちなのだ。

どんな人間だって、誰かに何かを与え、また与えられている。

 

なんか知らないけど、200年後のアンダーワールドに行ったら、

ユージオのパチモンみたいなのが出てきたって内容である。

あっ、25巻は12月10日に発売です。

ソードアート・オンライン25 ユナイタル・リングIV | ソードアート・オンライン | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト
 亡き友と同じ目、同じ声を持つ仮面の男エオラインとの邂逅は、キリトに深い衝撃をもたらす。だが二つの仮想世界で同時進行する異変が、感傷にふけることを許さない。「もしかしたらこれは、新たな異界戦争の端緒なのかもしれない」 二百年後の《アンダーワールド》に、再び訪れる動乱の予兆。 一方《ユナイタル・リング》では《仮想研究会》...
タイトルとURLをコピーしました