『ようこそ実力至上主義の教室へ』 2年生編 2巻 よう実 13巻 メモ 感想

七瀬翼の利き腕が違う!?

「綾小路清隆を───退学にさせろ、と?」

「あなたの手には余りますか?」

「簡単な相手でないことは判明しています。いえ、最初から分かっていたことです」

「私も最大限協力いたしますよ。というより、これ以上の支援は不可能です」

それを聞き、生徒は月城が強引にこの計画を推し進めたことを思い出す。

「相当な無茶をされた、ということですか」

「ええ。この特別試験にかかる予算を捻出するために相当な無理もしましたし、何より厳しいルールを設けることに反対する学校側を強引にねじ伏せましたからね」

「これ以上、理事長代理を続けていくことは難しいのでは?」

「でしょうね。坂柳理事長の不正疑惑もそろそろ晴れる頃ですし、私がお役御免になることは目に見えています。だからこそ、最後に大きな花火を用意いたしました。如何なる手段を用いてでも、綾小路清隆をこの学校から追い出していただきたい。いいですね?」

「───はい。もう迷いはありません」

「それは良かった。それなら、この特別試験……思う存分暴れて下さい。全てが片づけば、あなたも元の生活に戻れる。お互い、あるべき場所に帰りましょう」

利き腕である左手に、自然と力ちからが篭こもる少女。

それを横目に見て、月城は柔らかく微笑む。

「期待していますよ。───七瀬翼さん」

冒頭のホワイトルーム生(White Room) の独白を見てみましょう^ー^

高度育成高等学校。その校舎にある1年生の教室。

そこで今、あまりにもお粗末で低レベルな授業が行われていた。

同じ年齢の生徒たちが、眠くなるほど簡単な問題に悪戦苦闘している。

園児たちの中に大人が交ざってしまったような、そんな錯覚さえ感じてしまう。

この場所で学習することの無意味さ、時間の消費に嘆きたくなることも少なくない。

だからそんな時はある人物のことを思い浮かべる。

それだけで『憎悪』という感情が心の奥底から噴き出してきて、この場所に留まる意味を思い出させるからだ。

ペンタブを握る右手にも、必然と力が籠る。

「利き腕である左手」と「ペンタブを握る右手」とあります。

まぁ、右手でペンタブを握っているだけというものもありますが^ー^

nanase tsubasa

七瀬 翼

伊吹と堀北のタッグ(ツーマンセル)

単独だと退学のリスクがあるため、堀北と伊吹がタッグを組むことに。

「それって、もしかして私と堀北に手を組めってこと?」

「ま、そういうことになるな」

「はあ!? 何勝手なこと言ってんのよ!」

「身体能力に関しては問題なさそうだけれど……それ以外には少々不満があるわね」

「って、あんたの方も何勝手なこと言ってんの!」

「あんたも、私と堀北をグループにさせたくて手を貸したってわけ?」

「堀北とは知らなかったけどよ、でもいいじゃねえか組んだら」

「私はコイツも大嫌いだけど、それ以上に堀北が嫌いなのよ」

コイツ、とはオレのことだ。ご丁寧に眼前まで指先を突きつけられる。

「綾小路くん、随分と嫌われているのね」

「知らない間に、な。でもおまえの方が嫌われてるみたいだけどな」

「光栄なことね」

「堀北に頼まれたのか何なのか知らないけど、絶対に組まない!」

「単独で戦う意志が強いのなら、私がグループを組んだとしても負けないように努力しなさい。それで勝ったのなら少しは認めてあげる」

「……上等じゃない」

 

「伊吹が話を受けるはずがないと最初から分かってたろ。優しいことだな」

「挑発することで、彼女が無茶をして失格することを狙ってるのよ」

素直じゃない答え方が、なんとも堀北らしいと思った。

 

ibuki mio

伊吹 澪

1位を取るという高円寺だが……。

「少しいいかね? 堀ほり北きたガール」

その珍しい行動に、オレだけじゃなくクラスに残る生徒たちも視線を奪われた。

「あなたが自発的に私に話しかけて来るなんて珍しいわね」

「そこで1つ提案をしようじゃないか。もし私が無人島サバイバルにおいて好成績を残したなら、卒業までの間私の完全なフリーダムを約束してもらいたい」

信じられないような高円寺の発言に、クラス内が一瞬静まり返る。

条件付きとはいえ、まともに特別試験に参加する意思があることを表明した。

「完全な自由を約束……。なんとも思い切った提案ね。これまでのようにあなたが好き勝手するのを許し続けろということ?」

「Exactly。もちろん、許すだけでなく如何かなる弊害も私が被ることのないよう君には馬車馬のように働いてもらうよ?」

勝ち取った自由であるため、フリーダム(Freedom)ではなくリバティ(liberty)が正しいです。

フリーダムは、戦いの末に生まれた自由ではありませんから。

「好成績なんて曖昧なものではダメよ。学校内で1位を取ったグループには相応の報酬が用意されているこの試験。あなたが単独で1位を取れたなら、それは卒業までの前借りとして、こちらが納得するに足る理由になるかも知れないわね」

「フフフフフ。なるほど、確かに単独での1位ならば君も納得してくれそうだねぇ」

「いいとも、その条件で交渉成立としようじゃないか」

「いいえ、それだけじゃ駄目よ」

「もし1位を取れなかった場合は、その次に行われる特別試験でもクラスに協力し、成果を出すと約束してもらうわ」

「では交渉成立だよ堀北ガール。話した条件を忘れないようにしたまえ」

追加の条件を受けてもなお、高円寺は拒否することなく受けて立つことを表明する。

「あなた本気で単独の1位を取るつもり?」

「無論さ。私には不可能などないからねえ」

須藤との交流

何でもできる、きよぽんですが、

バスケットボールに関しては須藤に負ける腕前のようです。

身体能力はホワイトルームのときよりも徐徐に落ちているとのことです。

「鈴音の作戦で、勉強出来るのを隠してたんだってな」

「入学当初から、おまえら仲良くしてたもんな。今更ながら納得だぜ」

「仲良くしてたわけじゃない。むしろ、当初は割と敬遠してたつもりだ」

「そうなのか? 悪ぃがそうは見えなかったな」

「数学の天才だってことは秘密だったみたいだが、喧嘩が強ぇのも同じように秘密のうちってことか?」

須藤にしてみれば、数学のことよりもそっちのことの方が気になるようだ。

「意味が分からないな」

「とぼけんなよ、俺は宝泉と殴り合ったから分かんだよ。あいつの怪力は本物だった。動きだって今まで喧嘩したことのある誰よりも速かった。ハッキリ言ってバケモンだ」

「どうかな……ガチのマジで殴り合っても、多分あいつには喧嘩じゃ勝てねぇ」

けして須藤が弱いわけじゃない。秀でた身体能力とセンスを持つ須藤にここまで言わせる宝泉が、ただ者じゃないというだけだ。

武道の心得があった堀北の兄の学や、生まれながら身体に恵まれたアルベルト。そういった選りすぐりたちですら、喧嘩というフィールドでは勝ち目がないだろう。

「おまえは……あのバケモンだった宝泉の怪力を互角以上に止めてみせた。そうだろ」

「去年、おまえをプールで見た時から感じてたんだ。何かの部活に所属もしてない癖にやたら引き締まった身体をしてた。服着てると分かりづらいけど、締まったすげえ筋肉の付き方してやがる……相当鍛えてないと、絶対にこんな風にはならねえ」

肉体と向き合い鍛え上げている須藤を誤魔化すのはこれ以上無理だ。

寝て起きたら勝手に鍛えられていたんだ、なんて話を信じられるはずもない。

 

「そういや体育祭前の測定で、握力60くらい出してたよな」

去年のことを、ゆっくりと思い出し始める須藤。

「あんときも結構すげえと思ったけどよ……手を抜いてたんだな。本当は幾いくつだよ」

「どうだろうな。正直分からない」

「分からない?」

「握力をまともに測った記憶がないんだ」

「んなわけないだろ。小学校でも中学校でも、何回か身体測定みたいなのでやっただろ」

本当に記憶にない。

ホワイトルームでは、もちろん定期的に肉体の検査は行われた。

おそらく普通の学校で調べるような身体測定の比ではない膨大なデータを取っていた。

しかし、それらはあくまで教官だけが把握しているもの。

わざわざ個別の生徒に、数値がどうだったかなど事細かに話したりはしない。

そして生徒も、日増しに変化する数字にさしたる興味を持たなかった。

何故なら数値は上がるか下がるか、という認識しかないから。

ただ、日課として肉体を維持する働きかけを行ってはいるが、オレの身体能力はホワイトルームにいた頃に比べて緩やかに下降していることだろう。

「あの時は60くらいの握力が高校1年生の平均だと耳にした。だから数値がその辺りに来るように調整したんだ。なるべく目立ちたくなかったからな」

 

「色々気になることがないつったら嘘になるけどよ、俺は俺なりに努力して成長する。そこに他のヤツがどうであるかなんて関係ない。そんな風に思うことにしたんだ」

他人と向き合うのではなく、自分自身と向き合う。

それが一番自分のためになるのだと、言い聞かせるように言った。

「それに、おまえがどれだけ凄すごくてもバスケじゃ俺の方が上だしな」

今日初めて、須藤が大胆に笑った。

それは確認するまでのことでもないと、自信を持って即答したのだった。

もちろん、それは紛れもない事実だ。

1戦2戦したところで、結果は火を見るよりも明らか。オレに勝ち目はない。

「つーことで、バスケだったらいつでも勝負してやるぜ」

「遠慮しておく。サンドバッグにされるのはごめんだからな」

「ははははは! 分かってんじゃねえか」

人は、人より1つでも秀でたモノを持っていると心に余裕を作りやすい。

 

「それからもう1個聞きたいんだが、おまえ鈴すず音ねとは───」

「付き合ってないからな」

現時点での綾鷹の OAA

学力でA判定をもらうには、

おそらく、400点以上が必要とのこと。

須藤の成長具合に驚きます。

数学で満点を取ったオレだったが、5科目の合計点は386点。結果、学力評価はAと、全体的な評価で見て想定より僅かに高いところに着地した。

その他に関しては1年次とそう変わらない評価で、似たようなものだ。

 

2-D 綾小路 清隆(あやのこうじ きよたか)

2年次成績

学力     A(81)

身体能力   B(61)

機転思考力  D+(40)

社会貢こう献けん性  B (68)

総合力    B(62)

須藤のOAAは以下の通りです。

2-D 須藤 健(すどう けん)

2年次成績

学力     C (54)

身体能力   A+(96)

機転思考力  C(42)

社会貢献性  C+(60)

総合力    B(63)

生徒会に入る堀北妹が南雲と面会し……。

堀北妹は生徒会に入ることができました。

清隆も同伴していたのですが、そこで桐山副会長と会います。

また、メロンブックスの SS 小冊子「隣に立つ彼は」では、このときの掘北鈴音の内面が描写されています。

生徒会に入れずに終わったなら、きっと綾小路くんは私に失望する。

それは、避けなければならない。

失望する? 私は綾小路くんをがっかりさせたくないと思っているの?

意識していなかった自分の感情に、少しだけ心が揺れそうになる。

今の私は綾小路くんにどう見えているのだろう。

そんなことが少し気になった。

彼が普通の生徒じゃないことは、数学で満点を取る以前から分かり始めていたこと

綾小路くんの本当の実力を知りたいと考える一方で、

もう一つ別の自分がいることに気がつく。

それは、私のことを認めて欲しいと考えていることだ。

けして友好的な関係にはなれない。

でも、誰よりも私の兄の傍にいた南雲先輩から学ぶことはあるはずだ。

その経験を私も貰い、また一つ成長させてもらおう。

そうすれば、きっと綾小路くんも私を認めるようになるはず。

そうなったとき……きっと今のクラスはAクラスに近いところにいる。

「どうしてこのタイミングで生徒会入りを希望したのか、その理由を教えてもらおうか」

「私は兄との確執を抱えていました。その確執を無くすため飛び込んできたのがこの学校です。ですが、入学してからも私と兄の関係が変わることはありませんでした」

「何一つ成長していなかった私を認めてくれるはずもなかったんです。結局、兄が卒業する間近まで満足に話すこともできない1年間を送りました」

「はい。最後の最後ではありますが和解することが出来ました。そこで初めて兄が学校生活を捧げた生徒会に興味を持つことが出来たんです。随分と遠回りしてしまいましたが、兄が通った道を私も通りたくなったんです」

意図的に出されたと思われる左手、それを堀北も正面から受け止め握り返す。

「ようこそ生徒会へ。今日からは遠慮なく役員として働いてもらうぜ鈴音」

「もちろんです」

「生徒会入りを祝して面白いことを教えてやる。歴代の生徒会長は皆、必ずAクラスで卒業しているって事実だ。そのことを覚えた上で高みを目指すんだな」

horikita suzune

堀北 鈴音

南雲の宣戦布告

???「個人を優先した実力主義の学校システム。学の守ろうとしたものとは大きく逸脱したそのシステムを、どう受け止めていくのか。」

「綾小路」

名前を呼ばれ、一度南雲と見つめあう沈黙の時間ができる。

「生徒会の仕事は思った以上にある。山ほどな。だが、それもだいぶ落ち着いてきた頃だ。夏頃からはしばらく後輩たちにも時間を割いてやるつもりだ」

その発言にはどんな意味があるのか。

こちらがそれを追及せずとも、自ら口にする。

「遊んでやるから楽しみにしてろ」

天沢 一夏の奇行

天沢と宝泉と七瀬がチームを組みます。

一之瀬と坂柳もクラス同士で協力することに。

???「まあ確かに? 賞金のことを知りながら何もしてないヤツとか、狙う気があっても中途半端な仕掛けしか打ってないヤツばっかりよね。2000万なんて大金がかかってるなら、全力で潰つぶすでしょ普通」

???「綾小路先輩を退学させて得るポイントは、全部あたしのモノ。それが組む条件」

???「だって見てたから。軽井沢先輩が寮に戻った時からずーっと、ね」

amasawa ichika

天沢 一夏

きよぽんは夏が好き

同じ場所に生まれ、同じように育った者たちでも好きな四季は様々だ。

オレはこの学校で四季の全てを経験したことで、改めて暑くなる季節を心待ちにしていた。

そんな自分を思うに、夏が1番好きなのだと認識している。

そのせいなのか、青空はこの季節が1番綺麗に輝いて見えるのだ。

二度目の無人島での試験

8月4日から11日までの1週間(7泊8日)は船での夏休みのようです。

試験期間は、2周間にも及ぶとのことです。

そして、無人島の試験では全学年で競い合う形になるそうです。

他にも細かいルールがありますが、手にとって読んでみてください。

   7月19日 グラウンドに集合し、バスで出発 港より客船に乗り込み移動

7月20日 特別試験開始 試験の説明、及び物資の受け渡しなど

8月3日 特別試験終了 順位の発表を船内にて行い、それに合わせて報酬を支給

※8月のプライベートポイントは無人島試験の結果を適用後支給する

8月4日 船上クルージングで終日自由行動

8月11日 港に到着 学校へと戻り解散

高円寺ときよぽん

「君は何かを隠れ蓑にするのが得意なようだねぇ。しかし、真実と嘘、綾小路ボーイからはそのどちらも見えてこない。私はそのような人間の言葉を信用したりはしないよ」

「おまえが誰かを信じるようなタイプには見えないけどな」

「フフフ、確かにその通りだ。私は私以外の者など誰一人信用してはいない。というよりも興味すらないと言った方が正しいか」

真横まで来た高円寺は、一度足を止める。

「それは対象が君でも同じことだよ、綾小路ボーイ」

松下千秋

すると頃合いだと思ったのか、オレたちの後をつけてきていた生徒が近づいてきた。

クラスメイトの松下千秋だ。

「驚いてないね。最初からつけてることに気づいてた?」

「驚きが顔に出てないだけだ」

「オレとグループを組むことが、1番生き残る勝率が高いと判断したか」

「……バレた?」

「綾小路くんなら上位グループに残るのは難しくないと思ってる。表彰台には届かなかったとしても、30%に食い込むのはほぼ間違いないって。下手に友達を優先して中途半端なグループに入る方が危険だからね」

「綾小路くんが売り切れちゃうかもと思ってさ」

松下千秋

松下 千秋

試練のカードを売却する

きよぽんは試練のカードを龍園に売ります。

もし、軽井沢さんが退学した場合に使うそうです。

葛城は龍園のクラスに行くことに。

「次の特別試験で坂柳を退学させられたら面白い展開になると思わないか?」

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