年の瀬になると、晋遊舎とかが出版している厨雑誌では、
PC のキーボードの掃除について記事にしていた。
また、10年前ぐらいのキモオタは、
年末年始になるとキーボードのキーをわざわざバラして掃除をしていたのである。
時は経ち、誰もキーボードの掃除をやらなくなった。
こうしたオタクのカルチャーは伝えていかないといけない気がする。
つまり、俺っちがやるわけである^ー^
俺っちが使っているキーボードは、リアルフォース( SA0100 )というコンデンサを採用した日本製のキーボードである。
キモオタに舐められないよう、あるていど値段が張る良いキーボードを使うようにしている。
思い返せば、6年ぐらい掃除していない。
冷静に考えると、買ってから一回も掃除をしていない^ー^
値段が高いキーボードを買えば、丁寧に扱うかと思いきやそんなことはなかった。
このキーボードは横から見るとアーチを描いている。
人間工学とかエルゴノミクスとか色々あってこうなったに違いない。
特にスペースキーを挿抜するときは、
キーキャップの向きを間違えやすいので注意が必要である。
104キーというぐらいなので、
104個以上のキーを取り外さないといけない。
分解する作業が地味に面倒である。
製造のお姉さんや内職のお姉さんのキモチを考えながらやるといいかもしれない。
1000円ぐらいのキーボードなら、
掃除をせずに適当にエアーダスターを吹くか捨てると思う^ー^
リアルフォースには鉄板が入っているのは有名だが、
その鉄板が錆びている。
錆どめの油を塗っておくか、
黒色に塗装するのがいいのかもしれない。
飲み物をこぼしたことはないのに、鉄のプレートが錆びている。
とても悲しい。
手垢や皮脂汚れによる酸化が原因だと思われる。
昔のキモオタは、
厨雑誌にならって中性洗剤で掃除をしていた気がするが、
俺っちはやらない^ー^
取り外したキーキャップを洗面器やバケツなどの容器に入れる。
界面活性剤( Formula G-510EF )を注ぐ。
続いて、2% 程度の水酸化ナトリウムを注ぐ(パイプユニッシュなど)。
水酸化ナトリウムに浸せば、ある程度の汚れは落ちる。
無水エタノールよりも効率が良い。
とどめに、ノリで過炭酸ナトリウムをぶちこむ。
布やメラミンスポンジ、歯ブラシなどは必要ない。
基本的には、界面活性剤や過炭酸ナトリウムはいらず、
水酸化ナトリウム(パイプユニッシュ)があれば良い。
このまま、あるていど漬けておく。
キートップが綺麗になった。
やったね!
ちなみに、キーの印字は昇華印刷である。
洗剤・溶剤で消えることはない。
100均などで売っている洗濯ネットに入れる。
キーが紛失するのを防ぐためと風通し良く乾かしたいからだ。
洗濯物のように、物干し竿などにかけておく。
乾いたら、キーキャップをキーボードにはめ込む。
キーを抜くときよりも、ハメるときのほうが楽でしたな^ー^
買ったときの新品の状態とはいかなくとも、
ある程度、綺麗になったといえるだろう。
2、3日すれば、また汚れるような気がするけど、
綺麗に掃除されたキーボードは良いと思った。
叩いてみると、キーの感触が良くなったことがわかる。
髪の毛や塵芥が邪魔だったのだろう。
今回、ノリでやってみたが、
キーボードの清掃(洗浄)は案外、良い。
これから年末ごと、毎年恒例で洗浄するのはダルいので、
4年後ぐらいにやろうと思った。
東プレのリアルフォース( REALFORCE )はとても良い製品だと改めて思った。
30g ないし 45g のキーボードをまた買うかもしれない。
ちなみに、8000円ぐらい払えば、
メーカーの東プレのほうでオーバーホールしてもらえる。