修学旅行というよりかはスキー合宿でしたね^ー^
きよぽんは、櫛田さんや龍園と同じグループになったので、
きよぽんと櫛田さんの関わりが多い、一冊となりました^ー^
1年の初めの頃よりも話しているんじゃないかな^ー^
綾小路さんがエチケット袋や枕投げの存在を知らないとか、
櫛田さんと一緒にスキーのリフトに乗る話だとか、
きよぽんは、スキーが初めてなのに上達してしまう話とかになっています。
堀北さんに告白する須藤
須藤さんは、隣人に思いの丈を伝えました。
「ヤッパ、スキナンダワ。スズネノコトガ」
「俺は───修学旅行で鈴音に正式に告白する。真剣に、俺と付き合ってくれって」
「なるほど」
ちなみに、このなるほどは、
何もわかっていないけど LINE とかで本文すら読まずになるほどってやる、あのなるほどです。
しかし「他人に恋したことがない」とかいう雑な理由で振られてしまいます。
かわいそうですね。
ちなみに、ここのシーンで、
綾鷹さんは盗み聞きしています(堀北さんから咎められます)。
てか、入学当初と比べると堀北さんは別人ですね。
冷やかすことなく、真摯に対応した堀北さんは大人です。
慈しみや慈愛というべきでしょうか。
須藤さんは、高嶺の花だったと言っています。
これから、須藤さんは小野寺さんと仲良くするんでしょうか。
知らんけど。
「俺はおまえが好きだ! 付き合ってくれ!」
「もし付き合ってくれるなら、この右手を握り返してほしい!」
「ちょっと……それは、本気で……?」
「自分が誰かに告白を受けることになるなんて、これまで1度も考えたことが無かった」
「須藤くん。私のような人間を好きになってくれてありがとう」
「けれど、ごめんなさい。私は……あなたの想いに答えることが出来ない」
「正直に言うけれど、私はこれまで他人に恋をしたことがないの。今はまだその感覚もないし、どんなものなのか見当もつかない。私を好きだと言ってくれた須藤くんと付き合えば、時と共にあなたを好きになれる可能性もあるのかも、そう思った。けれど……そういった誘発じゃなく、多分本能から誰かを好きになる瞬間を私は待っているのだと思う」
「あなたの気持ちは確かに受け取った。私なんかを好きになってくれてありがとう」
雪合戦の挿絵もいいですね。
綾小路グループの解散
綾小路グループは解散しました。
あのグループに、もう俺は不要の存在。また、そうでなければならない。
きよぽんは、こうも言っています。
「人の感情は誰にも本質は見えない。ただオレ個人の考え方を伝えるとすれば、人はその場限り、一瞬だけに限定すれば表面上幾らでも簡単に優しくなれる生き物だ。そして嫌な感情を持っていることを他人に見せることを嫌う」
山村さん
他のクラスの人とグループになる修学旅行です。
山村とかいうポッと出のポット野郎は、
影の薄い、目立たない人物です。
「影が薄いのも大変だよね」
「それでどうしてオレを見る?」
「だって、影が薄い代表でしょ? 元、がつくかも知れないけど」
櫛田と堀北
のちほど、星なんとか先生にもジョーカーといわれていますが、
堀北さんは、きよぽんと隣席で良かったねなどと櫛田さんからいわれています。
「それにしても、堀北さんって運が良かったよね」
「運? 一体何の話かしら」
「入学して早々、綾小路くんが隣の席だったことだよ。そのお陰で距離を縮めることが出来たし、影で色々助けてもらえてたんじゃないの?」
解剖
櫛田さんは、風呂場で一之瀬さんに話しかけます。
しかし、作者は「解剖」という単語が好きなんでしょうか^ー^
こうして何も知らない顔をして話をしているのは、櫛田が綾小路のことをより解剖したいと思ったからだ。
何故綾小路に好意を抱いているのか、その理由を探るため。
なろう系主人公
スキーまで器用にこなすきよぽん。
人工の天才じゃなかったのか^ー^?
「怒るのも無理ないっていうか凄い滑りしてた。なんか努力しないでも才能で全部完璧にやっちゃう漫画の主人公みたいだったね。龍園も言ってたけどホントに始めて2日目?」
生憎とオレはそんな漫画の主人公ではない。
これまで生きてきた歳月の中でオレの身体からだには無数の経験が蓄積されている。
スキーそのものが初めてでも、スポーツ全般は基本的に浅く広く線で繋つながっている。
それらを繋ぎ合わせ、口頭や視覚で得た情報を繋ぎ滑ってみただけだ。
堀北さん……。
堀北さんは本当に別人になりましたよね。
最初のころは、パーソナルスペースさんの亜種みたいだったのに。
「じゃあ、聞けば1つずつ答えてくれる? あなたの出身、卒業した小学校、中学校。過去に何かしら大会等に出たことがあるのか。独学の勉強、あるいは塾や家庭教師を付けていたのか」
堀北さん、きもっ。
神埼は……
神埼は、坂柳と幼馴染なことがわかります。
そして、神崎は、きよぽんが、きよぽんのパッパ……綾小路先生の息子だと気づくのです。