マクロスプラスのシャロン・アップルであったり、
メガゾーン23の時祭 イヴであったり、
バーチャルアイドル(ディーバ)は飽きたぜ! というジジイの皆さん、こんばんは!
オレっちも飽きているので、この手のモノは避けていたのですが、
知人にオススメされたので見てみました!
Netflix (ネットフリックス)限定配信なので……、
1000円は必要ですが、
映画館に行ったと思えば安いものでしょう^ー^
冒頭から、細田 守の竜とそばかすの姫のオマージュを感じさせ、
どこかサマーウォーズのようでもあります。
野崎まどのハローワールドのような気もしてきます。
強い既視感でいうならば、アイの歌声を聴かせてとか。
そして、ヒトの人生を邪魔してくる、かぐやの存在に辟易とします^ー^
まあ、そこが主人公との対比になっているんですが。
キャラデザはインナーカラーがあるにしろ、
ナデシコのルリルリをインスパイアしたような(初音ミクのオマージュだとしても)、
AI ライバー「月見ヤチヨ」の存在が光ります。
舞台は少し未来の2030年、そんなこんなで物語は始まります。
――ゲームしている普通の女子高生ありけり。
これがすごいイマ風です。
ゲームもするし推し活もする。
だけど、バイトもして自活しているし、
東大を目指せるぐらいに勉強もできる、
従来のダメダメ主人公とは対極の、
最近のサブカルで流行りに流行りの万能さにあふれた、ハイスペック優等生です。
少し未来の2030年なので、
コンタクトレンズ型のデバイス(スマコン)を装着してゲームをするんですね^ー^
虹色に光る電柱からうまれた、
かぐや姫を保護したのが運のつき。
最近の東京モンはおばあさんが道に倒れていても見捨てますが、
回想シーンからもわかるとおり、
主人公・ 彩葉は人が良いし、押しに弱いです。
作品のつくりもイマ風で、
物語の流れをブイチューバーのゲーム配信のように構成することで、
ゼット世代のクソガキが見ても飽きない物語の工夫がみられます。
竹取物語では理不尽な無理難題をやらせますが、
そこらへんはスターダムにのし上がること、
FPS ゲームでの対戦にしてもろもろカットしてます。
ここはうまい。
帝も主人公のお兄ちゃんです。
倍速で再生しても、
そこまで速くないと思える作品のテンポです。
最初から倍速再生を前提にしているのはないかと思える作品づくりですね。
あるいは何度も見るようなつくりというか。
キーボードのくだりですが、
なにかしらの葛藤があったことがわかります。
父親はおそらくピアニストですが他界しています。
そういうシーンはゼット世代は好まないということで、
軋轢やストレスフルな逆境などはカットされています。
ダイジェストにして。
また、感情の機微などを排除することによって、読解する負担を減らしているわけですね。
コンテストで1位でないとだめというあたり、
東大を目指すのはそれの代替なのかな^ー^
キャラクターデザインとしては、
リコリスリコイルのたきなとちさとのオマージュですね。
「仮想のセカイって月ととても近いから」とか、
細かい設定はとくに説明されることなく物語は進行していきます^ー^
???「これって、現実?」
???「 VR だよ」
主人公が DTM できるところとか、
もうまたかよ、って思うわけです。
YOASOBI の Ayase の影響からか、
TV ドラマ『 First Love 初恋』なんかでも DTM をやる若者が出てくるわけですし。
つまり、まあ、DTM は若者にとってカッチョエエんです^ー^
ちなみに、主人公たちはぜいたくな暮らしをするようになりますが、
これは竹取物語を現代風にアレンジした表現でしょう。

ヤチヨの正体は、
死んでしまった父親を AI でアバターにしたのかと思ったのですが、
それはミスリードでしたね^ー^
で、月見ヤチヨの正体は「カグヤ」なんですね。
???「ヤチヨは、かぐやなの?」
8000年前に地球に来たカグヤ自身なのです。
カグヤは月に戻るわけですが、
主人公の歌声が月に届いて、
また、地球にやってくるわけです。
紆余曲折といえるアクシデントがあって、
月のテクノロジーで8000年前の地球にタイムスリップした生きることにしたんですね。
つまり、物語としては、月に帰ってから、
8000年前の地球に行くことは確定しているわけです。
そして、カグヤがヤチヨになることも。
この輪廻を断ち切ることはできません。
シュタインズゲートゼロでいうならアトラクタフィールド理論ですね。
現代のサブカルの解釈では、かぐや姫が月に帰ることがハッピーエンドではないわけです。
地球で生きることこそが、
作品における、普通のエンド(ハッピーエンド)なわけですね。
この「月に帰る=バッドエンド」「地球で生きる=ハッピーエンド」という構図が、
イマ風であると強く感じさせます。

8bit (256色)で描かれる月のセカイ
月の住人は、肉体を持たない思念体で、
インターネット、ワールドワイドウェブは都合が良かったのだと。
いまは、アバターとしてインターネットの世界にいるわけです。
そこらへんの設定が終盤で明かされます。

もと光る竹(カグヤ自身)をインターネットに接続している光景
パソコン通信の頃からセカイに繋がろうと試みるカグヤさん。

VR がない1990年代からセカイとの接続を試みるカグヤです。
「ヤチヨは引きこもりなので……」
これは動けない竹であるという暗喩です。
あんなにわがままだったのに、涙が出てくる。

2003年ごろのカグヤさん。

CIA と結託して正倉院から「もと光る竹」を盗もうとするカグヤさん。
行動力は健在です。
これが「竹取物語」だ。

そして、2030年に仮想世界の歌姫として主人公と出会えた。
当人はただの「おとぎ話」といっている。
まもって守護月天! が現代板かぐや姫なんかじゃない!
超かぐや姫! Cosmic Princess Kaguya! がそうだ!
「超かぐや姫!」ですよ?
かぐや姫を超えたといっていいです( Exceed-otogibanashi )。
このようなカタルシスがあるアニメです。
10年後、アンドロイドとして動くカグヤの姿が。
あれか? ソードアートオンラインのアリシゼーションのアリスのオマージュか^ー^
どこかでみたような設定や記号の寄せ集めのような気もするが、
最後は言葉にできない謎の感動がこみ上げてくるので、まあいいんじゃないですか。
なろう系は時代劇なんだから、
現代のかぐや姫なら、こうだろ^ー^
エンタメとして、イマの若者を飽きさせない工夫が光ります。
終盤のカタルシスは日本のアニメらしいです^ー^
少し冗長なところはカットというか、
いまの若者なら倍速かスキップするだろ。
ダイジェストになっているが。
こまけえことは考えずに、
スマホを見ながらタブレット端末で視聴すればライブ感で感動するんだよ。
考察とかは時代遅れなんだよ。
講評はするけどな^ー^

