アンデルセン作『人魚姫』の結末では、
泡沫(うたかた)となった後「空気の娘たち」「空気の精の世界」へ旅立つ。
300年ものあいだ、徳を積むことにより、魂が昇華するという。
???「自分にできるかぎり、よいことをしようと努めていくと、そのとき、わたしたちは、死ぬことのない魂をさずかって、人間の永遠の幸せをわけてもらえるのです」
TVアニメ『さよならララ』では、
人魚姫を翻案としつつも、
日本の絵本で散見される、人魚の姫が泡になる結末の続きだろう。
空気の娘なんていわれてもわからねえからな^ー^
さて、ララは第7話で王子様と生き写しのような少年・ルカに会うわけだが、
彼は「美しいものが好き」と、
王子とは正反対のことをいう。
また、本当に美しいものは目に見えるものだけではない、と。
ララはルカを通して王子様の面影を感じ、
ルカはララを通して人魚姫の属性をとらえる対比の構造になっている。
頭上に浮かぶ、短剣のようなバケモノは、ララの心の闇のようなもの。
愛と憎しみは、ジャパニメーションでさんざん語られるように表裏一体である。
王子に愛されなかったララの心そのものが短剣のバケモノになったと解せる。
つまり、200年前の過去のララである。
???「選ばれしプリンセスが、本当の愛を感じたときだけ、その胸の奥から、みなぎる光がうまれる」

作中における本当の愛とは何だろうか。
アフェクション(愛情)であったり、家族愛であったり、
友情であったり、思慕だろうか。
最後にマーガレットのカットがうつる。
花言葉が「真実の友情」だからだ。
場面は転換し、花火が描写される。
花火は昇華することの比喩だからだ。




