ユニ アルファゲル スイッチ レビュー

(株)タイカが開発した αGEL を採用したペンは、三菱鉛筆から発売されています。

その新作が先日、リリースされました。

アルファゲルスイッチ( M5-1009GG 1P )」といいます。

キモオタは文房具に拘るところがあります。

文房具や筆記用具は最近では、ガジェットにカテゴライズされます。

少しはキモオタのトレンドを抑えておきたいのでレビューします。

αGEL を採用しているのは、ユニ アルファゲル <クルトガエンジン搭載タイプ>と変わらずですが、

「芯が回って尖り続ける『クルトガ』」と「シャープ芯が回転しない通常のシャープペンシル」にスイッチできるのが特徴です。

俺っちは、クルトガが好みではないのでホールドモード(固定)のみで使います^ー^

説明書にある「 HOLD モード」の解説を読むと、

クルトガは「速記には適していない」というのがわかりますね。

ホールドモードは「安定した筆記感」と書かれていますが、

クルトガモードは不安定なのかな^ー^?

商品の台紙です。

クルトガとホールドモードがあり「選べる2モード」と訴求しています。

芯が詰まったときは(ジャムったときは)、少々めんどうですね。

黒色のクリップを回転させることで、

クルトガモードからホールドモードに切り替えられます。

αGEL のロゴが隠れると、

ホールドモードになります。

アルファゲルのロゴが隠れるって製品としてどうなんですかね?

まぁ、ペンのクリップはいらないんですけどね^ー^

クリップは折って使います。

軸にあるオレンジ色の出っ張りもヤスリで削って使うと思います。

ボールペンは服のポケットにはめることはありますが、

シャーペンは無いんじゃないかな?

学生服に差すんですかね^ー^

後日、削ってみたんですけど、こっちのほうが使いやすいです。

αGEL のロゴも見えますし^ー^

クルトガモードで書いてみます。

クルトガ特有の「ペン先(ガイドパイプ)の沈み込み」や「ガタつき」があるのは相変わらずです。

ちなみにクルトガを使うときは、3B や 4B といった柔らかい芯のほうがいいです。

柔らかいシャープ芯のほうが「クルトガエンジン」がよく回るからです。

そもそも、細い字を書きたいのなら、

0.3mm ないし 0.4mm のシャープペンシルを使えばいいことです。

より細い字を書きたいのなら、

ハイユニの H か2H を三菱の電動鉛筆削り・ES-19 で削ればいいことですしね。

また、アルファゲルのグリップの部分が硬いと思いました。

大量に筆記するユースを想定すると、

グリップは柔らかいほうが指が疲れません。

台紙には「三相構造で、やわらかいのに安定感あるにぎり心地を実現しています。」と書かれていますけど、

筆記を考えたばあいは、柔らかく弾力性に富んだ従来のアルファゲルのほうがいいでしょう。

商品の説明をみると「ゲルサンドグリップ」とあります。

引用:https://www.mpuni.co.jp/products/mechanical_pencils/sharp_pen/uni_a-gel/agel_switch.html

アルファゲルをシリコンゴムでサンドした新開発と書かれていますが、

「ゲルサンドグリップ」や「かため」ではなく「やわらかめ」も用意するべきですね。

グリップは、M5-858GG 1P と同じなのかな?

ペン本体は樹脂ならではの丁度良い重さです。

シャープ芯を入れる部分の消しゴムが着脱しにくいです。

あと、ノックボタンの感触がよくありません^ー^

芯チャックは POM や ABS 樹脂ではない真鍮といった金属製です。

耐久性も高く、長く使えるでしょう^ー^

まあ、M5-858GG 1P と同じ部品なんでしょうね。

俺っちは、αGEL( BGM5507GG.1 ) を装着したペンを数本所有しています。

少し加工することで、他社のシャープペンシルにも使えます。

ボールペンは、XN-1000-07 1P です。

1.0ミリの青色のボールペンの芯を入れて使っています。

アルファゲルのグリップ( BGM5507GG.1 )は注文できます。

カタログをみるといくつか種類がありますが

俺っちは「 BGM5-507GG 用 (やわらかめ) 」を使用しています。

この先、ペンタブを所有するにしても、

アルファゲルのグリップを加工して使うでしょう^ー^

普段は、アルファゲルのグリップを使った「改造シャーペン」を使っています。

ぺんてる株式会社のタフ( XQE5-A )というシャープペンシルは、

安いわりにはよく出来ている逸品です。

シャープペンシルの品質は、ぺんてるが一番良いと思います。

ただ、タフ( TUFF )が発売されたのが、2000年か2001年ぐらいなので、

デフォルトのグリップは長時間使っていると指が痛くなります。

そのため、タフグリップのグリップをアルファゲルのグリップに交換しています。

タフの芯チャックは、低価格ながらも金属製です。

手前味噌ですが、

アルファゲル スイッチより「改造タフ」のほうが使いやすいですね^ー^

改造タフは 500 円ぐらいですけど、

アルファゲルスイッチは 1000 円ぐらいしますし^ー^

 

思うに、アルファゲルスイッチは鉄心を抜いたドクターグリップ( Dr.Grip )のようなものでしょう。

グリップの感触や鉄心(フレフレ機構)を抜いたペンの重さが似ています。

 

試しにキッチンスケールで計ってみましょう。

鉄芯を抜いたドクターグリップの 0.9 ミリが大体 17 グラムです。

それに対し、アルファゲルスイッチは 17.5 グラムとなっています。

アルファゲルスイッチは、1000円ぐらいしますけど、

まあ、いいんじゃないでしょうか。

俺っちは好みではありませんが^ー^

期待して買うと拍子抜けするかもしれませんね。

グリップの部分がドクターグリップみたいで、

従来のアルファゲルみたいにグリップが柔らかくないです^ー^

 

「クルトガエンジンを使わないという発想」や「ペンが金属製でない」というのは良いので、

柔らかいアルファゲルを採用したモデルも発売して欲しいですね^ー^

ペンのカラーリングは、ネイビー、ブラック、オリーブ、オレンジです。

オリーブとオレンジは限定らしいです。

 

総括すると、

  • クルトガエンジン(クルトガ機構)を使わないほうが良い(ホールドモードしか使わない)。
  • 「ゲルサンドグリップ」が柔らかくないので大量筆記に向かない。
  • 1000円と値段が絶妙に高い。
  • ドクターグリップ Gスペックのグリップと感触が似ている(鉄心を抜けば重量も酷似している)。

#α-gel SWITCH

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