まず、劇伴がいいんだよ。
劇伴つうのは劇中で使われている音楽のことな。
カガリの声は違げえし、
アグネスとかいうわけわからねえキャラクターが出てくるし、
フレイは出てこねえよ。
フレイの代わりがアグネスか^ー^
あっ、サイとミリアリアは出てくるよ。
メイリンはどこにいったんだよ。
デスティニープランやったほうが良かったんじゃねえの? って思うし。
花を植えるんじゃねえのかよ。
あと、戦闘が連ザとかエクバのやりすぎなんだよ。
目の色がちがうわ!
あと話がなんか違えよ。
脚本家はどこにいったんだよ。
クジラ石は一応でてくるぜ。
ところどころ出てくるバンクが泣けるんだよ。
キラさん(ヤマト隊長・准将)は葛藤しているんよ。
葛藤つうのはコンフリクトのことな。
ラクスと湖畔にある豪邸に住んでいるが、
たがいの職業柄、すれ違う毎日なんだよ。
そして、敵がな。
コードギアスのキャラクターなんだよ。
いわば、シード vs コードギアスの構図なんだよ。
ブラックナイトってなんだよ。
ナイトオブラウンズかよ。
キラさんの精神や本質は、
シードの頃と変わらなかったってことだよ。
完璧な超人かつ聖人のようにみえて、
心はか弱いあの頃の彼のままなんだよ。
???「仕方ないだろ! 君らが弱いから!」
今作では、ラクスの出生の秘密が明らかになるんだよ。
彼女はスーパーコーディネーターを超えうる、
究極のコーディネーター・「アコード」だったんだよ。
まあ、スーパーコーディネーターとアコードって能力の比較はできないだろうけどな。
彼女のシードは意味ねえとかいっていたやつは早計だったな。
彼女は指導者としても、
パイロットとしても優秀だったよ。
そして、敵もな。
アコードなんだよ。
そして、敵はギアス能力者のように、
思考が読めるだけでなく、
催眠術かのように敵の精神を操れるんだよ。
もちろん、テレパシーもできる。
ブラックナイトはディスティニープランの信捧者なんだよ。
そりゃそうだよな。
究極に遺伝子が操作されているんだから。
何にでもなれる。
ナチュラルは下位レイヤーだよ。
つまり、ブラックナイトは黒の騎士団とかラウンズのようでいて、
中世の貴族といった封建社会を表現しているだよ。
アスランは最強のパイロットとして描かれているんだよ。
そして、迷えるキラさんを導くんですな。
劇中でタウとラクスが庭園で会うシーンがある。
花々はいうまでもなく、平和の象徴だ。
しかし、タウの目指す世界を予期させる。
後半からの脚本は、かなりいいですな。
これが俺っちが見たかったシードだよ。
思わず、感涙しちまったよ。
泣けるシーンが随所にあるんだよ。
ストライクフリーダムは旧式の機体として描かれ、
ブラックナイトスコード カルラに圧倒される。
キラさんはいう「機体の性能で決まるわけじゃない」と。
この時代、完璧無敵の超人は流行んねえよ。
ステルヴィアの光太とかオワコンなんだよ。
親ガチャや遺伝子じゃねえだよ。
ラクスの愛なんだよ。
キラさんも人間なんだよ。
窮地のところにラクスが駆けつけるんだよ。
ストフリはマイティストライクフリーダムとなり、
その強さは一騎当千なんだよ。
敵のカルラもそうだが、
複座式は2005年当時では生まれなかった発想だろう。
コードギアスのガヴェインの流れだ。
と思いきや、ラゴゥでバルトフェルド隊長が複座式をやっていたな^ー^
20年経ってよかった。
ラクスのアコード能力も相まって、
マイティストライクフリーダムは無敵である。
デスティニープランは一回の否定では終わらなかった。
二重否定が必要だった。
人類愛……、これが作品のテーマである。
デスティニープランに愛はねえンだわ。
愛の反対は憎しみではなく、無関心であるとラクスは説く。
ノワール(2001)のアルテナを全否定かよ。
2005年に劇場版ガンダムシードをやらなくてよかったと思います。
奏光のストレインやファフナー、コギシュ、ヒロイックエイジ、マジェスティックプリンス、
そして、クロスアンジュ……、
それらが奏功して、ガンダムシードフリーダムになったと思います。
20年前だと陳腐なテーマになったでしょうし……。
醸成されてよかったです。
自分のカスみたいな考えが吹っ飛ぶほどに良いアニメ映画でしたね。
遺伝子とか選民思想はいらないんですよ。
ガタカ( Gattaca )や SEED の思想はいらないんです。
それを教えてくれる良い映画でした。
能力主義の全肯定はオワコンなんです。
能力や外見ではなく、
慈しむのが大切なんです。
最後のシーンでキラさんとラクスが砂浜にいますけど、
あれはアダムとイブの象徴です。
新しい世界が訪れたんです。
英語で自由を表す言葉として、
Liberty と Freedom がある。
Liberty は自由の女神にも使われているように、
勝ち取った自由といった意味がある。
そして、Freedom は、
自然発生したような自由なのだ。
Freedom こそ、この作品のタイトルにふさわしい。
スペシャルエディションは、本編の4クールを見なくても、
あらすじがわかるので、シードをみていないかたは見たほうがいい。