14年ぐらい前に発売された EIZO (エイゾー・ナナオ)の 「 ColorEdge CG245W (以下14年前のカラーエッジ)」をもらいました^ー^
当時の価格は20万ぐらいの 24.1型の IPS モニタです。
十年前のハイエンドの中古を使うのは、
連綿と続くキモオタのカルチャーですからね。
色合いは、現代のカラーエッジと遜色ないです。
解像度は 1920x1200 に対応しています。
ウィンドウズのタスクバーを除いたデスクトップの領域が、
フル HD ぐらいになるってことですね。
いまでは、あまり見かけませんが。
液晶画面はバックライトではなく、
CCFL なので目にも優しいですね^ー^
フォリスなどの一部のゲーミングモニターは、
輝度を最大にしないとちらつきといったフリッカーが生じますが、
カラーエッジは問題ないです。
カラーエッジは使用時間を確認できます( LG でも確認できるモノがありますが)。
液晶の耐用年数は一般的に6万時間(7年)とささやかれているときがありました。
かれこれ1万時間ぐらいしか経過していない、
このカラーエッジは中古にしては良品でしょう^ー^
カラーエッジの液晶パネルは、購入から5年以内かつ1万時間までしかメーカーで保証してもらえませんからね。
3000時間以下のモニタがアタリかな^ー^
色域は Adobe® RGB や REC 709, DCI などに対応しています。
入力のコンポーネントは、ディスプレイポートと DVI-I ( DVI-D )です。
このカラーエッジは、キャリブレーション(調整)のセンサーが内蔵されています。
モニタの LUT (ラット・ルックアップテーブル)を整える機能です。
昼と夜、使っている光源の色温度などによって、
モニタの見えかたは変わってきますよね^ー^
工場で検査されたときの新品といえる状態と、
家庭にある時間が経過したモニタとでは、
明るさや色合いが変わってくるものでしょう。
環境に合わせて、モニタが勝手に自分で調整してくれるのです。
可愛いですね。
スパイダーがいらないですね。
常に暗所な薄暗い部屋にいるキモオタクにもうってつけです。
Self - Calibration では、
カンデラとガンマ 2.2 だけでなく、
狙った色域に調整できます。
SEKONIC C-700 とか持っていれば、
意図した調整にできますね。
1週間に1回とかのスケジュールを組むと、
勝手に調整してくれるので、
わざわざ、手を伸ばして、
カチカチと設定する必要がありません。
2010年から2024年まで時を移動させるのが面倒でしたよ^ー^
Google Chrome のアイコンからして色合いがいいですね^ー^
マイクロソフトエッジの発色も素晴らしいです。
モニタの発色の傾向としては、
赤色やピンク、キモオタのコトバでいうならロゼの色が良いです。
あざやかな色彩ですね。
LG の安物の2万の IPS モニタと比べてみましょう。
全体的に発色が弱いです。
緑がかっていると表現できるのかもしれません。
たとえば、シェリル・ノーム( Illustrator 江端 里沙)とか、
オタクは正しい髪色を知らないんじゃないんですか^ー^
人物の肌色を強く意識しているのでしょう。
得に日本人の肌である Ra9 を調整している意図がうかがえます。
写真では、こういうことが起きてしまうんですね^ー^
正しい色とは何かについて考えさせられますね。
ColorEdge CG245W の欠点
現行のカラーエッジと比べた場合の欠点について述べたいと思います。
まず、電源を点けてからモニタの色合いが安定するのに 30 分ぐらいかかりますね^ー^
これは、かなりのマイナスファクターじゃないですかね。
現行の CG-2420-Z とかは3分ですからね。
「インバーター鳴き」がする。
常にウィーンってうなっていますね。
正直なところ、かなりうるさいです。
10年前とかの古いカラーエッジを買うときは、
気をつけたほうがいいと思いますね^ー^
まあ、山田照明の Z ライトもコイル鳴きしますからね。
発熱がすごい。
プラズマテレビみたいに熱を発しますよ^ー^
電気代もヤバいんじゃないですか。
マニュアルによると、90W 以下って書いてありますからね。
計測してみると、46W ぐらいでした^ー^
輝度によりますけど、
普通のモニタを 13W ぐらいだとした場合、
消費電力がヤバいですね。
オーバードライブを切った状態で、
ブルーレイなどのフル HD の高ビットレートの動画を再生すると、
1W ぐらい電力を消費しました。
Lightroom のセカンドモニターで表示した場合や、
DxO PhotoLab でプレビューした場合も同様に 1W ぐらいの電力でした。
5000万画素ぐらいの写真を適当なビューワで表示したときが 49W と、
いちばんワット数が高かったです。
現行のカラーエッジが 20W ぐらいだと思うんで、
地球に優しくありませんし、電気代は倍かかりますね^ー^
2009年ぐらいから、IPS パネルが一般のエンドユーザーにも普及し始めてですね……、
2014年ぐらいには、色域に拘らなければ、
それこそ、2万ぐらいで買えるようになったんです。
あとは、コモディティ化して今に至るって感じですね。
オレっちの雑なサーベイによりますと、
オタクは「エンタープライズ」「プロユース」「業務用」「プロ仕様」に拘るんですね。
その登竜門として、SONY MDR-CD900 ST とかが挙げられますね。
実際に手にしてみると、思っていたのと違ったり、
望むような多幸感が得られなかったり、するんですね。
本人の感受性であるとか、
そういったスパイラルアップしない要因があるかもしれませんが、
高いカネをかけても、実はあまり大したことがないと、
ゲームチェンジしないと、
多額の勉強料を払って、学んでいくんですね^ー^
こういった夢のないことをいいますけれど、
現代人の多くが、
有機EL のアイフォーンないしグーグルピクセルで、
映像ないし画像を眺めているわけで、
少しぐらい色がおかしかろうが、どうでもいいんですね。
いろんな環境でモニターしているようで、
今はね、アイフォーンの統一教会なんですよ。
クリエイターの意図した色とか、もはや些末な問題なんですよ。
マスモニ(マスターモニター)でキモオタやチー牛がアニメを見て、
スタジオの環境とかほざいたところで、
どうでもいいんですよ。
昔は液晶の性能の進化を感じ取り、感涙しましたけど、
イマのズーマーズの連中は感動するところが何もないんですね。
まるで、昭和のような時代なんです。
いまでも、リアプロを使っている人もいるでしょうし、
ハイビジョンブラウン管や CRT を使っている人もいるかと思います。
エントリーの BENQ のカラーマネジメントモニターでもいいでしょうし、
プラズマテレビでもいいと思いますよ。
現に、プラズマテレビはカラーエッジに発色が近いし。
Galaxy Tab S8+ とかを SuperDisplay でモニターにしても。
中華の有機 EL モバイルモニターとかいいんじゃないですか^ー^
オレっちは今からカラーエッジをアームから外しますよ。