『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が『鬼滅の刃』になれなかった理由

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(以下、るろ剣)』は「人斬り抜刀斎」と謳われた緋村 剣心の生き様を描いた物語です。

そして、作品のテーマは「贖罪」でしょう。

剣心(心太)は、人斬り抜刀斎として多くの人を殺めたからです。

作品のテーマに対するアンサーは、巴の弟である縁が登場するあたりで描かれています。

メディアミックスの星霜編は、アニメオリジナルストーリー(アニオリ)ですが、

『るろうに剣心』にある「贖罪」というテーマを、

アニメサイドならではの解釈からつくられています。

対する『鬼滅の刃』のテーマは、きずな……「係累」といっていいでしょう。

自分が倒されても誰かが倒せばいい……自分ができなくても次の世代が……子孫が敵を倒せばいいというのが作品の通奏低音でしょう。

そしてこれらは、過去、現在、未来まで連綿と続く、最強のシークエンスです。

さらに、物語の結末に炭治郎の子孫たちを描くことにより、作品のテーマを見事に収斂させています。

「個にして全」や「一騎当千」などでなく、みんなで協力して、団体で敵を倒すわけですから、

最高の「友情・努力・勝利」なわけですね^ー^

ろろ剣と鬼滅の刃は似ているところもあって、

志々雄を正義側にしたのが産屋敷――お館様ですし、柱も十本刀ですね。

岩柱の悲鳴は二重の極みの安慈のインスパイアです。
贖罪が「きずな」に勝てるわけがなかったってことです。

よく、アゲアゲな時代は明るい作風の作品が流行るなんていわれていますけど、

るろ剣なんてコミカルに描かれてはいるものの暗いですからね^ー^

『鬼滅の刃』は、話もわかりやすいし、1日あれば読めるので忙しい一般人にうってつけです。

???「人の人生は物語だから、僕の人生は、僕が主人公の、僕だけの物語」

???「幸せは長さではない。見て欲しい。私のこの幸せの深さを」

あまり知られていませんが『蒼のデラシネ』という作品があって、

これも物語の最後に子孫が出てきます。

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