このコーナーも第3弾となりました。
本日も活け花さん(https://ketuike4645.hatenablog.com/)からお借りした中華イヤホンのレビューをしていこうかと思います。
今回、レビューするのは NICEHCK NK10 です。
BA(バランスド・アーマチュア)ドライバーが10基搭載されており、
価格は3万を超える高級イヤホンとなっています。
日本のアマゾンだと約4万円で売られています。
海の向こうにある阿里巴巴(アリババ) の AliExpress だと3万で購入できます。
10BAの多ドラで5万以下というのが購買意欲をそそります。
「10ドラでコスパが良さそう」とみるか、「ドライバーなどの部品が安物を使っていそう」とみるかは意見がわかれるでしょう。
さて、肝心の音について述べます。
片側10BAで左右合わせて合計20基もあるのに、低音が相変わらず出ていないです。
それに加え、NK10は音がこもっています。
さらに乾いているので、聴いていて楽しくないですね^ー^
解像はするので、そこがプラスファクターです。
さらに欠点として、大多数のひとがDAPの音量を上げると思います。
NICEHCK HK6 と遜色ないですね。
あと、ソニーのハイブリッドイヤーピースや市販のイヤーピースが、はまらないんですね。
ノギスではなく定規で測っても、ステムの円形が 6mm あるので、
適合するイヤーピースを見つけるのが難しいです。
ノズルの先が真円でなく歪んでるんですよね。
活け花さんは、スピンフィットにしていたんで、解は多分これです。
NICEHCK NK10 を買うなら、ウエストンやアーカーゲーのイヤホンでいいんじゃないですか^ー^
盲目的にBAドライバーの数で商品を選ぶか選ばないかが分水嶺となりそうです。
この商品のさらにまずい点は、NICEHCK FR12 や NICEHCK SP12 があるため、
少し費用を足せば NICEHCK の最上位が買えてしまうところです^ー^
ちなみにハウジングの重さは、雑に測ったところ、右が5.2g, 左が5.4g でした^ー^
重いですね! ちなみにFR12の方は1グラムも軽いです。
以上の理由から、NICEHCK NK10 はオススメできません。
外観は、Unique Melody MAVERICK II (ユニークメロディ マーベリック ツー)をパクったようなデザインです。
筆記体で nicehck とフェイスプレートに書かれています。
ノズルの先です。
「Flagship IEM」と書かれたレーザー彫刻があります。
2ピンでケーブルを接続できるのは嬉しいところ。
群青色や瑠璃色のシェルは、宝石のように綺麗です。
ハウジングの中身が透けてみえるので、
音導管やドライバーが眺められるのはいいですね。