中学校の頃の話になりますが、隣の席のオタク女が、
『最遊記(2000)』の下敷きを持っていたんですよ。
オタク雑誌の記者がクリアファイルをさばいた数で売上が決まるって言っていたけど本当なのかな?
冷やかしで「つまんねーだろ」と煽ってやったのですが、
「え? 面白いよ?」っと驚かれ、作品の面白さについて説かれしまいました^ー^
そこまで面白いと指導するからには見てやるかと、
これまた冷やかしのつもりで見てみたのですが、
結構おもしろいんですね。
まぁ、このオタクはルルが死んだときの翌週の月曜に泣いていた感受性が豊かなオタクだったけど。
俺っちも心にぽっかり穴が空いたように1週間ぐらい立ち直れなくてですね。
んで、俺っちは、朝3時とかにやっている深夜アニメを見たことがない真面目な一般人なわけで、
10歳のときはスレイヤーズとかは見ることはあっても、
アニメは、ドラえもんぐらいの認識しかないわけです。
初めて観た深夜アニメが『ノワール(2001)』っていう作品です。
10歳のときですね。
文学性に富んでいて、すごい面白いなと思いました。
アニメはキモオタが見るものだと侮っていたんです。
それが打ち砕かれましたね。
まぁ、ノワールは見たほうがいいですよ。
クラスにいたエバンゲリオンが大好きな何とかさんも、
小5のときのぶどう狩りのバスの中で、『残酷な天使のテーゼ(残テ)』を絶唱していたんです。
小5のカラオケで残テですよ。
もうキモオタですよ。キモオタ。
彼女のあだ名はザンテですよ。
俺っち達は、深遠なる村社会の人情を学びに学びまくっているので、
小1か小2のときに「ポケモンマスターになる」と言っていた某君に対し、
高校になってからも「いつになったら、ポケモンマスターになるの?」「これなんてポケモン?」と煽ってやる寛容さを持っているんです。
で、話は戻りますが、彼女の家に行ったら、玄関にグンダムが置いてあったんですよ。
玄関にガンダムですよ。
その後もファフナーとかにハマっていました。
あっ、ファフナー見ていないひとは、『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(2005) 』を見るといいですよ。
こいつらに共通するのは本当にサブカルチャー(以下サブカル)が好きだということ。
どっかの芸人が、「本当にぃ――アニメはぁ――人類を――宇宙を繋ぐ――最高の文化だぁぁぁあぁ。イェーイ!」とか言っていましたが、
あれに比肩するどころか、飛び越えるぐらいのサブカル好きなオタクなんですね。
造られしセカイをやるまで黒き月と白き月の設定を知らなかった浅学な俺っちに、
インターネットが普及していなかった時代に何で知っていたのかわかりませんが、
S2機関の略称や、使徒の名前を全部言えるかとか、ATフィールドの略称とかそういうレベルでなく、
あらましを教えてくれました。
俺っちは、「綾波レイは、碇ユイのクローン」ぐらいの知識しかなかったんですから。
まるで、天啓に打たれたかのようですよ。
まぁ俺っちはエバンゲリオンは特に好きじゃないんですけどね。
ぶっちゃけると、ナディアの方が好きですね。
昔と違って、いまはツイッターでドヤるためだとか、アフィのためだとか、
コミュニケーションツールだとか、
そういうひとが多くてですね、
声優が好きとか監督や脚本、作画の作風が好きだとか、
理由はどうでもいいんですけど、
本当にアニメが好きなひとが少ないんですね。
あっ、俺っちはオタクをおちょくるのが楽しくてアニメを見たり見なかったりします。
そう、「本当に好きなら、ひとに何を言われようと好きであり続けること」が大事なんです。
ちなみに、消費者だから好き勝手いって構わないと思っています。
浅い知識だとか深い知識とかどうでもよくて、知ったかぶりとか博覧強記とかもどうでもいいと思っています。
にわかだろうがLD(レーザーディスク)をいっぱい持っているアニメ博士だろうがどうでもいいんですよ。
だって、エンドユーザーにすぎないのだから。
昔と今じゃアニメが別物ですしね。
アニメを見て、まあまあ板についてくると、
〇〇ちゃんが可愛いから観ているだとか、
声優が出ているから観ているだとか、
ノリでいい始める時期があるんですが、
とりあえず、能登麻美子さんの声が好きとかいっていたけど、
正直なところ声優の声とかどうでもいいんですよね。
一時期は、シーズン全てのアニメを分け隔てなく見るようにしていて、
女向けも美少女動物園のアニメもほぼ全て観ていました。
いまは、アニメを観てないので、
既視感のある偏ったものばかりになってますけどね。
気晴らしに、ブヒッとかシコって言えなくて大変っちゃぁ大変ですよ。
萌えは普遍化したので、アニメじゃなくスマホゲーをやったり、
ブイチューバーを観たりした方がいいと思いますけどね。
あと、アニメは形而上学だから、ひとの感想はどうでもいいです。
人と話したいなら、昔のアニメを見ている暇などありません。
『AMNESIA(2013)』
『風の名はアムネジア(1990)』じゃないですよ。
たまに『風の名はアムネジア(1990)』と『雲のように風のように(1990)』と間違えるオタクがいるんだけど、
あれは何なんでしょう?
乙女ゲーム原作のアニメで、ヒロインというか主人公がものすごく可愛いですね。
物語に登場するオスが変人奇人ばかりで、ウザいですがストーリーは面白いです。
記憶喪失の美少女がパラレルワールドを渡り歩いて、記憶を取り戻していく話ですな。
ゲームの方もやってみましたが面白かったです。
このオスのキモさは、葉月京 著『CROSS and CRIME』に登場するオスに酷似しているんですよね^ー^
『薄桜鬼(2010)』
声優の桑島法子さんが好きだからと適当にうそぶいて観ていたが、
面白かった。
池袋に映画見に行こうか迷って映画を見に行ったらオスが俺っちしかいなかったです。
『Code:Realize 〜創世の姫君〜(2017)』
人造人間のカルディアちゃんが可愛くて観てましたね。
あと犬がかわいい。
話も良く出来ています。
ただカルディアたそがホムンクルスだと判明するあたりの書き方を、
もうちょっと掘り下げて欲しかったですね。
取り巻きのオスがアムネシアほどうざくはないです。