【U1万イヤホンのリファレンス機】TRI-i4 レビュー インプレッション
光沢感があるブルーやブラウンのアルマイトカラーが綺麗です。
アルミ製のカナル型イヤホンですが装着感は良好です。
耳掛け式のイヤホンを嫌がる人もいますけど、これはいいと思いますよ。
Knowles 製 1BA + ダイナミック型 1基のデュアルの構成で、透明感のある叙情的な高音域が特徴です。
D型とのハイブリッドですが低音ズンドコのダイナミックらしさが抑え気味でいいです。
特筆すべきは、ハイハット・シンバルなどの金物が得意なところです。
高ディティールな音で1万円以下とは思えない楽しい音です。
つまり、端的に言って音がいいです。
ドンシャリではなく、帯域が問題なく出力されているフラットといっていい音です。
そもそも帯域が、だいたい全部出ないとフラットになりませんしね。
U1万ではリファレンスでしょう。
MDR-CD900STのようなモニターヘッドホンみたいな音がしますね。
もう少しモニターライクにカッチリしていた方が俺っちの好みですが許容範囲でしょう。
この金属感は、10年前のSONY MDR-EX90SLや海外版の EX90LP を改良した感じです。
今でもEX90SLを使っているユーザーは、TRI-i4 に買い替えた方がいいでしょう。
AKG K3003というハイブリッドイヤホンの名機がありましたが、あれのBAドライバーを少なくした感じですね。
前述の通り、ダイナミック型(D型)とバランスド・アーマチュア型(BA型)のハイブリッドですが、
D型にあるような余計な付帯音がないです。
逆に言えば、ビーツのようなサウンドを求めているひとには向かないでしょう。
ソフトシンセやシンセサイザーを多用した楽曲や音が高めのパーカッションの曲の再生に秀でています。
キックの音もいいですけどね。
低価格帯で好きな有線イヤホンは OSTRY KC06 です。
荒削りな音ですが、やる気があって好きなんですよね。
ただ、あれは音の分解ができず、ドラムが雑なんですね。
予算が1万円以内であるなら、現時点(2019年10月)では、TRI-i4 を勧めます。
アイフォーンの使用では、
Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ と一緒に買っても1万円しないですしね。
1万以下でこのレベルの音がきけるのは、時代なのか素晴らしいです。
コスパがいいといわれた SHURE SE215 よりいいです。
きら、星のごとく、中華イヤホンがあふれていますが、
コストパフォーマンスの観点からみても、音質の観点からみても、
TRI-i4 は、オススメができる製品と評価します。
Bluetooth のイヤホンを使っている人も手持ちの1台に加えてみては?
2019年10月29日から11月6日の夕方まで、
バーンインCDやピンクノイズを使って200時間以上エージング(バーンイン)しましたが、
音質に変化はありませんでした^ー^
エージングは不要で音楽を楽しめると断言します。
視聴音源はキモオタがきいていそうなアニソンやアイドルソングの曲を適当に使用しました。
夕映えプレゼント(オリジナル・カラオケ)
バイオリンの音がいいです。
前奏のピチカートも再現されてます。
51秒あたりのパーカッションの音がいいです。
Shooting Star (Circle of fifth ver.)
エレキギターの音が良く、ロックに向いているのでしょう。
シンセの音は良好です。
signal graph (instrumental)
打ち込みのスティックの再現もいいです。
ビシッバシッが気持ちよくていいですね。
Don't Know Why(ノラ・ジョーンズ)
ジャズの定番音源も音が良いです。
関係ないですけど、日本の曲って海外と比べてパーカッションの音が高めですよね。
sky (crossroads version)
an evening calm (crossroads version)
magicaride (version2016)
crescendo (version2016)
こういったシンセの音は本当に得意ですね。
高額な多ドラのBAイヤホンを使っていない場合は、
TRI-i4 で聴こえなかった音が聴こえてくると実感できるでしょう。
フローライト(米津玄師)
音数が多い曲も再生に問題がないです。
WHISTLE(BLACKPINK)
Low(ロー)の再現も嫌味がないです。
笛の音が心地よいです。
絶対零度θノヴァティック
この曲は人によっては違和感があるかもですね。
3分ぐらいからの打ち込みも問題ないです。
sign (instrumental) Ray
打楽器の音がいいです。
チッチッチッも見事に再現しています。
only my railgun (instrumental)
バチもいいですがシンセが際立ってきこえます。
45秒からのシンセが埋もれず分解できるのでモニターに良いですね。
sister's noise (instrumental)
チッチッチもいいですがシンセがいいですね。
56秒から1分7秒までのシンセの音が煌めいてきこえます。
LEVEL5 -judgelight- (instrumental)
31秒ぐらいと52秒ぐらいの金属音が音の粒までわかるぐらいに綺麗に再現できます。
細雪リグレット(AKB)
アイドルソングの打ち込みも問題ないです。
Realize! (Instrumental) i☆Ris
アイドルソングの電子音も問題ないです。
星屑のインターリュード (Instrumental)
前奏からのパーカッションがその場で演奏しているかのようにリアルです。
Staring Over (Reproduction STAYCOOL 2007 Edition)
AXIA~ダイスキでダイキライ~
キラキラ感があります。
Alicemagic(Mintjam)
Alicemagic (RockStar ver.)
女性ボーカルも男性ボーカルも問題ないです。
ロックでカッコイイ音がモニターできます。
Philosophyz
Love Line (Twice)
ちょっと高音域は足りないかな?
1分4秒からの震えるような重低音も問題ないです。
TRI-i4 開封レビュー
暇なひとは開封シーンをどうぞ。
これは、Amazonのダンボール……。
開封……。
巷で話題のイヤホン、 TRI-i4 でした^ー^
箱を覆っているラップは、カッターで取り除きます。
箱の外観は高級感に溢れていてカッコいいです。
スペックは、ドライバーユニットがKnowles製BAを1基とダイナミックドライバーを1基搭載したハイブリッド構成になっています。
イヤホンのインピーダンスは12オームです。
中国製とのことで、一抹の不安を感じるかもしれませんが、
保証サービスが手厚く、また、充実しており、購入日から数えて12ヶ月(1年)は無料で保証してくれるそうです。
ただし、保証期間中に不良交換をしてもらった場合は、製品の購入には該当せず、保証期間が延長されないとのこと。
とても1万以下の製品とは思えない手厚い対応です。
アンボキシングです。
付属の携帯ポーチは、車のシートみたいな手触りでいいです。
化学繊維のゆえにゴミがつきやすい気がします。
ケースを化学繊維にした理由は、第一にイヤホンのハウジングがアルミだということが考えられます。
加えて、イヤホンがアルマイト処理されているからでしょう。
イヤホンの筐体がアルミなゆえ、地面に落として打痕をつけたり、
持ち運びの際にイヤホンのアルマイトを傷つける可能性が想像できますよね。
このポーチに入れておけば安心できます。
ユーザーへの気遣いもそうですけど、企業の優しさが感じられました。
ボタンが付いているので携帯するときに便利です。
落としても、ケースの中身のイヤホンが飛び出していきません。
携帯ポーチの下には、イヤーピースや保証書が収納されています。
コンプライ状のモノやゴム状のモノなど3種類のイヤーピースが付属していました。
今回の視聴には、ハイブリッドイヤーピースを使いましたけどね。
イヤホンは台紙から取り外しにくいので、裏から指で押してあげると、取り外しが楽だと思います。イヤホンの外観は、光沢のあるアルマイトがすごく綺麗で目を引きます。
素材は、A2011 あたりでしょうか?
イヤホン本体のデザインや制作は、SOLIDWORKS(ソリッドワークス)あたりの 3D CAD でかいて、
マシニングで作っているのでしょうか?
王冠マークのレーザー彫刻も綺麗です。
1時間に何個という厳しいノルマの中で、綺麗な製品を作る企業努力を感じます。
細かなキズがあってもアルミなので、多少の瑕疵は仕方がないです。
品質管理がしっかりしているのでしょうね。
写真はブラウンですが、色はブルーもあります。
ブラウンですがゴールドみたいですよね。
ケーブルは mmcx端子がついており、 3.5mm ステレオミニプラグです。
金メッキなところもいいですね。
外すときは少し爪を入れるようにすると、カチッと音がして外れます。
低価格・中価格ながらもリケーブルができるのはメリットですね。
音の変化を楽しめるのはもちろんのこと、断線の心配がありません。
もちろん、イヤホン側も mmcx 端子です。
ノズルの先端が独特の形状になっています。
筐体の横に小さい穴があります。
低音の量を調整しているのでしょうか。
L, Rとかかれた場所にも穴があります。
現状、1万以下のインナーイヤーヘッドホンではベストバイです。
アマゾンタイムセール時に1000円オフ等のクーポンを併用すると、価格が5000円ぐらいになります。