活け花さん(https://ketuike4645.hatenablog.com/)からの貸出品の家電批判(レビュー)も今回で7回目ですな。
全9回を予定しているので終わりが近いですな。
今回のレビューは、中華製のオーディオプレイヤーの F.Audio FA2 ですな。
DAC は日本の会社なので、日本製といっていいですな。
音は、かなり良いですな。
厚みがあってパワフルな音ですな。
ポタアン弁当箱にすることなく、これ1台でスタジオ音質が実現できますな。
曲を切り替えるときに、まれにプチプチいいますな。
SDカードを挿した状態で、目方が 157.8g ありましたぞ。
スマートフォンやiPhone の他に、157.8g もする「良い音が出る石」を持ちてえって方にはオススメですな。
iPod をパクったようなデザインですな。
街中でiPod を持っているやつがほぼいなくなったので、ホイールクルクルクルクルは、もはや新しい操作方法ですな。
あと、再生すると本体が熱くなりますな。
UI は、Rockbox だったり、Fiio X1 などを想像して欲しいですな。
イツネズ(iTunes)なんかは、10年ぐらい使ってないけど今はどうなんでしょうな。
写真を見て欲しいですな。
音量を調整するボタンとSDカードを入れるスロットですな。
ゾンアマ(Amazon)の商品の説明文を拝見すると、
優秀なメモリー、連続再生及び電池性能」 メモリーについて、FA2は自らEMMC高速メモリーチップを搭載します。このメモリーに不満になれば、TFメモリーカードもサポートします。 最大限に512GBにサポートされます。
本体内蔵のフラッシュメモリは、UFS 2.0 ですらなく eMMC なのが残念なところですな。
よって、SDカードにオーディオファイルをコピーする運用が望ましいですな。
3.5ミリステレオミニと3.5ミリバランスですな。
バランス標準ジャック(Φ4.4mm 5極)ではないのが難点ですな。
ライセンスやコストカットの関係で、3.5ミリバランスにしたのでしょうな。
リチウムイオンバッテリーへの充電は、Type-C を経由するのがメリットですな。
充電しているときにプレイヤーが熱いので少し心配ですな。
バッテリーが燃えるのを懸念するなら、耐熱性がありそうな箱の中で充電するのが望ましいですな。
例えば、スチールのアンモボックスはどうですかな?
リセットボタンがあるのは、裏を返せばフリーズすることの現れなので、
いざというときは、つまようじでリセットボタンを押すといいですな。
あとから知ったんですが、USB type-C で急速充電のケーブルを使うと壊れるそう。
さて、活け花さんのブログに、「サンディスクSD使えない」との文言がありましたな。
俺っちも試しに SanDisk のSDカードを挿してみたところ、読めませんでしたな。
親切なことに、活け花さんはサムスンのSDカードも貸してくれましたな。
つまり、SAMSUNG のSDカードを使うのがベターなのでしょうな。
このように色々と問題はあるにせよ、音はいいので、
音のみを追求するなら、かなりコスパがいいだろう。
障害も多いがガンバって欲しい!
後継機として、F.Audio FA3 というのが発売されていますが、そっちでもいいでしょう。
さて、ここまで来てアレだが、みなさんはDAPというものをご存じだろうか?
DAPとキモオタっぽく書いてみたが、
これは、「デジタルオーディオプレイヤー」の略である。
カタカナで書くとわかりづらいな^ー^
もう一度、アルファベットで書こう。
Digital Audio Player の頭文字をとって、DAPである。
DAPというのは、シリコンディスクやSDカードにある、楽曲のファイルを読み込める装置と考えていただければ問題ない。
携帯性に富んでいるので、「ポータブルオーディオプレイヤー」といったり、「携帯音楽プレイヤー」といったりする。
それなら、「iPhone やスマホでいいじゃん」と思うだろう。
この普遍的な問題について射程を広げて述べていきたい。
まず、オーディオオタク(以下、オーオタ)のいう「音質」とは一体なんだろうか?
人によって定義が違うし、オタクのいうことなんてキモくてわからない……。
キモオタと関わるのも面倒だし、毀誉褒貶ばかりだし、話に一貫性がない……。
結論をいうが、DAPの音質を決めるのは、DAC だ。
また略称が出てきた^ー^
オーオタというものは消費者のくせにやたらと略称にこだわるので気にしなくていい。
DAC……デジタルアナログコンバーター……Digital Analog Converter……頭文字をとって、DACである。
読みは、「ダック」である。
これは、デジタルをアナログに変換する回路である。
デジタルのファイルをアナログに変換し、イヤホンで音が聴こえるようにする要石なのである。
DACの性能が音質に直結するのだ^ー^
これが、DAP における音質であり、
「 iPhone やスマホより良い音で聴けるかもしれない」と、DAP の必要性を示唆してくれる。
つまり、DACの性能が良くなればなるほど、音が良くなると解してよい。
こんかい紹介した F.Audio FA2 はDACチップに、最高峰の AK4497EQ を採用している。
AKなんたらというのは、日本の千代田区にある旭化成エレクトロニクス株式会社が開発しているDACチップである。
日本が世界に誇る技術のひとつである。
同じDACを搭載している、競合他社のCOWON のPLENUE 2 MarkⅡ は、
なんと、13万もするので、
2万円代で買える F.Audio FA2 はコストパフォーマンスの観点からみてもチリバツである。
COWON PLENUE 2 MarkⅡ よりいいだろう。
さて、本当にこんなにも高性能なDACが、われわれ人間に必要なのだろうか?
AK4497EQ はスペックシートを見る限り、S/N比 は 128dB である。
実は、6で割ると分解能がわかるので、
128÷6 をすればいいのである。
AK4497EQ の場合は、おおよそ21ビットですな^ー^
人間の分解能は13ビットぐらいだと思われるので、CDのビットデプスの14ビットと同程度であるといえる。
つまり、DACによって音質が決定づけるといっても、現代の技術では人間を超えているといえるわけですな。
DACチップによって音質が決まるとはいえ、現代の技術が高すぎるので、人間が機械に追いつかないのである。
つまり、1万から2万ぐらいの価格帯のDAPであれば、「音質」というのは事足りてしまうわけですな^ー^
Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタをiPhone で使っても問題ないわけですな。
これは、困ったちゃんである。
この問題は、別の観点から眺めてみる必要がありますな。
オーオタは同じDACチップであってもDAPによって、音が変わるという。
これは DACチップよりも、アンプなどによる部分が大きいだろう。
オペアンプや回路といったアナログの部分が、「音質」に影響を与えているのではないか。
そして、オーオタは、メーカーのつくった、「メーカーの音」が好きになり、メーカーの音を良いといっているに違いない。