群馬ガラス工芸美術館 ナンシー派

このサイトは一応、ハイカルチャーとサブカルチャー(ポップカルチャー)の対立をテーマにしていますので、

いちおうハイカルにも触れておきます。

群馬県市川市渋川にある群馬ガラス工芸美術館です。

ロゴの G は、群馬( Gunma )の頭文字 G とガラス( Glass )の G なんでしょうか?

かっこいいですね^-^

休館日が水曜日で、そのほかは不定休になっています。

隣接するショップは入場料いらずです。

銀粘土を使ったシルバーアクセサリーなどのワークショップも開かれているようです。

公式ホームページを学芸員の方に見せると入館料が100円引きになります。

群馬ガラス工芸美術館

館内は撮影禁止です。

撮影不可ですので、入り口のステンドグラスぐらいしか写真が撮れませんでした。

その昔「アール・ヌーヴォー」という芸術運動が流行ったらしいですね。

アールー・ヌーヴォーとは、「新しい芸術」という意味です。

絵画や音楽を中心とした芸術運動とは異なり、

家具や建物、置物、器具、工芸品といったアーティファクトが芸術と融合した文化運動なのです。

曲線を基調とし、草虫・花鳥(キノコ、ブドウ、とんぼ、かえるなど)といったジャポニズムの影響を強く受けたそうです。

アール・ヌーヴォーは第一次世界大戦の勃発で衰退し、

のちにシンプルな絵柄で大衆的な「アール・デコ」というのが流行ります。

「アール・ヌーヴォー」の様式は、日本のアニメや漫画にも見受けられますのでオタクには馴染みがあるでしょう。

ゼロ年代後期のCGアイコンのデザインと2012年ぐらいからのフラットデザインみたいですね^-^

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《アール・ヌーヴォー》 → 《アール・デコ》

展示室の壁にはミュシャが貼ってあり、ガレやドームなどの展示が目を引きます。

電気ガラスランプが多いですが、ガレが1886年から制作した家具の展示は目を引きます。

皆さんもご存じの、有名な、とんぼテーブル(1900)があるのは珍しいでしょうか。

エミール・ガレが1900年のパリ万国博に17点出品した家具のひとつ、とんぼが脚になっている机です。

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1930年頃のアールデコの作品も1点ぐらいありましたよ。

館内は小規模なのは否めないですが、わかりやすく展示してあります。

また、学芸員の方の解説がとても丁寧です。

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