高演色 Ra97 を謳っていることで有名な山田照明の Z-208PRO( 5000K )ですが、
本当に Ra97 を満足するのでしょうか^ー^
疑問だったので、調べてみました^ー^
測定に使うのは、SEKONIC SPECTROMASTER C-700 です。
専門家の協力のもと、演色評価をしていこうと思います。
Z-208PROは「ロータリースイッチ」により、調光できる仕組みになっています。
しかし、PWM であるので、損失するはずです。
つまり、最も発色が良いのはハイパワーポジションである「7」であるわけです。
しかし、それだと日常で使うには眩しすぎますね^ー^
1から7まで測定し、演色が異なるのかどうか、
気になりませんか^ー^
ロータリースイッチが1のときです。
Ra 96.8です。
おしなべて高い数値ですが、青色(R12)だけ72.9と低いですね^ー^
続いて、ロータリースイッチが2のときです。
Ra は96.9になりました。
全体的に色が良くなりました。
R12 が 73.2 になりましたので、
とくに青色が上昇していますね^ー^
ロータリースイッチが3のときです。
青色の伸びが顕著です。
ロータリースイッチが4のときはデータを取り忘れたので、
5のときになります。
6のときです。
最大の7のときです。
Ra 97.5 と、最も高い評価になりました^ー^
以上により、ローターリースイッチの7が、
いちばん色がよいことがわかりました。
抵抗による損失がなく、
最も演色できるのは一番明るいときです。
予想どおりでしたね^ー^
専門家いわく、天井にくくりつけて、
明るさは最大の7にし、距離によって調整するといいらしいです。
距離の逆2乗になるらしいですね^ー^
つづいて、LED の位置によって演色は変化するのか調べます。
LED のバーの部分ですね^ー^
ロータリースイッチの近くのところを測定してみます。
Ra 97.4 という結果になりました。
ロータリースイッチのあたりが、
いちばん演色性が高いことがわかりました。
他の場所は測るのがダルかったのでやめました^ー^
Z-208PRO の欠点は、ロータリースイッチの番号が低いときに、
異音がするというもの。
所謂「モスキート音」でしょうか。
実験により、数字が最大のときに高演色であることがわかったので、
ディフューズしてみます。
これにより、Ra 96.6 まで低下しました。
しかし、モスキート音とはおさらばできるので^ー^
明るさはどれぐらい低下するのでしょうか。
最大のときが39100ルクスです。
光を拡散させることにより、
13700ルクスまで低下しました。
これはロータリースイッチが3か4のときと同じ明るさになります。
Z-208PRO の弱点である、モスキート音ですが、
LED の明るさを最大にして、コピー用紙とかで覆えばいいことがわかりました^ー^
Z-208PRO がうるさくて頭に来ているかたは実践してみてください。
なんだかんだで、あたり一面を明るく照らせますし、
色もいいのでオススメの照明です。
工作するときとかに便利です。