廃刊になってしまったが、2019年の1月ぐらいまでせっせと厨二病のオーオタ向けに作っていた雑誌がある。
AV REVIEW という雑誌である。
普通に生きるひとには、全くいらない情報であり、
オタク向けの厨雑誌ということが表紙から伝わってくる。
音元出版という会社が出版していたようである。
画面前のキモオタのみなさんには、WEBサイトの PHILE WEB といったほうが馴染みがあるかな^ー^
今回は、あえて古いやつを調達してきたので見ていこうと思う。
1993年8月号である。
読む気はないのでパラパラめくっていると広告が目につく。
このとき俺っちは思った。
こいつら、いつも聴こえなかった音を聴いているな^ー^
1993年の頃から聴こえなかった音を聴いてきたので、
そろそろ聴こえるようになったか^ー^
いつの時代にもあるオーオタの普遍的なテーマなのかもしれないね。
続いて、家庭用ビデオカメラの広告である。
刮目(かつもく)して見てほしい。
27万画素ごときで、色合いが良く、また解像度が高いのである。
スマホで何も考えずに撮った写真である。
27万画素っていったらこれぐらいか?
知らんけど。
少なくとも、1993年から「解像度!」と厨雑誌は声高に叫んでいるので、
「階調」「解像度」といったキーワードには気をつけたほうがいいだろう。
ページをめくっていくと、ビデオテープのレビューをしている記事が見つかった。
「質感」「コントラスト」といった文字が踊るが何ら読む必要はない。
文章にはいくつか例があると思うが、「わからせる気がない文章」というものがある。
頑張って理解しようとするひとをあざけるだけでなく、そもそも最初から、わからせる気がないのである。
このサイトが最たる例である。
屋上でウーファーを聴くオッサンの写真が目に飛び込んでくる。
指南と書いてあるが、間違いなく教える気はない。
博覧強記の博士がタダで教えてくれることなど社会にはないのだ。
グラフをのっけて喜んでいるが、
なんとなく書かれたものだろう。
つくる側の気持ちになってみれば、わかってくるものだ。
グラフは騙しのテクニックで良く使われるので、
テレビなどでも登場するグラフは真剣に見ないことだ。
1993年の頃からAV家電業界は、こうちゃく状態に陥っていたのか^ー^
ガンダムオタク(ガノタ)に、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988)』は、
「顔射(ガンシャ)」っていってなぁと、
説教をされたものだが、この頃からアニオタが買い支えていたのだろうか^ー^
長岡鉄男というオーオタが、読者のオーオタに説教をかますというコーナーである。
オタクの顔面の写真もついているので、よりいっそう真剣味が伝わってくる。
あと、モノを持つのが豊かだと考えられていた時代背景がわかる。
オタクは神妙な顔つきでアドバイスを受けているが、
2020年なった現在は、iPad やブルートゥーススピーカーで音楽を聴いているに違いない。
生涯をかけて、研究をした結果として iPad が最適解になるのも悪くはない。
300ページもあるので1行ぐらいは、心にズシンと響いてくるモノもある。
「百見は一聴にしかず」というキーワードである。
雑誌を読まずに、ヨドバシカメラやイベントに参加して、
インターネットにいるオタクだとか店員のいうことは全て無視をして、
消費活動をしなさいという、心のこもったメッセージであると受け取った。
1993年より昔から雑誌を作りつづけていたので、
キーワードのデータが膨大にあるのだろう。
2019年の1月に廃刊になってしまったようだが、
最終号は、ポエムの集大成であるに違いない。
こうした無数のデータは今後も見かけるだろう。
この本を読んでいれば、オーディオのポエムに磨きがかかり、
ステマドットコムなどで腕を鳴らせるに違いない。
オーオタはバックナンバーを揃えるといいだろう。
あと、これの違いがわからなかった^ー^