黒澤 清 『回路』 簡易メモ

lain は話題になることが多いですが、

回路はあまりききませんね^ー^

 

???「2つの点が近づきすぎると死んじゃうし、あまり離れすぎると近づくようにプログラムされているの」

 

このシュミレーションのプログラムは、人間ひいては現代社会のメタファーです。

現代社会にインターネットで接続する人間そのものですね。

孤独への恐怖やレゾンデートル(存在理由)の消失をあらわしています。

後述しますが、作品では「死ぬというのは永遠の孤独である」とされているので、

死んでいようが生きていようが同じであり、

現世でもあの世でも人間の本質というのは孤独なワケですね^ー^

川島くんってさ。
どうして、インターネットなんて始めたの?

 

どうしてって……?

 

別に好きじゃないんでしょ? パソコン。

他人とどこかで繋がっていたいから?

 

そうなのかな……よくわからない。
なんとなく、みんなやっているからじゃないの?

 

本当は繋がっていないよ……人間なんて。

え?

コンピュータの点と同じ。
ひとり、ひとり、バラバラに生きている。

春江が幽霊現象を読んでいた理由

図書館のくだり。
霊界の魂がいっぱいになると、
現世に進出してくる。

あかずの間(赤いテープが張ってある部屋)

赤いテープで「回路」をつくる。

死んじゃえばさ、
あっちの世界でみんなと楽しく暮らせるんじゃないかなって。
でも、高校のとき、はっと気づいたの。
死んでもずっとひとりだったらどうする?
それって、ものすごく怖い……。
怖くて、怖くて、たまらなくなったの……。
だって、死んでも何も変わらなくて、
いまのままが永久に続くのよ……。
それが、幽霊になることなのかな……。

結局……、人間も幽霊も同じ……。
生きていようが死んでいようが。

あと、何十年か経ってさ、
オレたちが生きている間でいいや。
絶対、死なないクスリとかができてさ、
そうしたら、ずっといつまでも生きられるんだよ。

永遠に生きたい? それって楽しい?

幽霊はヒトを殺さない。
そしたら、ただ、幽霊が増えるだけ。
彼らは逆にヒトを永遠に生かそうとする。
ひっそりと、孤独の中に閉じ込めて。

春江は、自ら暗闇をつくろうとするんですね^ー^

ですので、最後のあたりは黒いフードをかぶっています。

友だち? ひとりいたかな。

 

タイトルとURLをコピーしました