『天気の子』 あらすじ

「東京に来てどう?」
「そういえば、もう息苦しくはない」
2時間映画で、序盤の30分は、家出してから就職するまで。
ヒナさんとの出会いや登場人物の設定がわかる。
「これは僕と彼女だけが知っている世界の秘密についての物語だ。あの夏の日、あの空の上で僕たちは世界のカタチを変えてしまったんだ」
無頼のおじさん(スガさん)に助けてもらう。
980円のビールをおごらされる。
「大人にたかられるなんて東京って怖ええええ」
「困ったらいつでも連絡してよ」と名刺をもらう。
スガさんは社長だった。
新宿は東京の中心だと思ったんだろう。
東京で生きていくことのつらさを学ぶ。
漫画喫茶からでて、
ホームレスのような生活をするようになる。
東京は怖いと捨て猫(アメ)と自分を重ねる。
どんなにつらくても地元の島には帰りたくないという。
空き缶用のゴミ箱の中から銃を見つける。
マクドで夜を明かすことになり、ヒナさんとファーストコンタクト。
バスの中でマセガキ(ナギ・先輩)を見る。
グーグルマップを頼りにスガさんの会社に訪れる。
ナツミさんと出会う。
雑誌ムーにて「都市伝説」に書くこと。
リストにあったのは
「空から魚」「トランプはAI」
「ネットで噂の100%の晴れ女」など
取材のアポあるから行ってこいと。
占い師いわく、ガイアにはホメオタシスがあり、自然を操る力には必ず代償が伴う。
使いすぎると神隠しにあってしまう、と物語の設定を示唆する。
占い師を信用しないホダカ。
都市伝説や怪奇現象を楽しむ読者のニーズを抑えていなかったが、
文才があったので採用される。
最初は卵もろくに割れなかったが家事もうまくなる。
3人しかいない編プロで16歳の家出少年・ホダカの社会人生活がスタートする。
仕事は雑用。
家事、電話対応、スガさんの世話、レシートの整理、テープ起こし、取材をやる。
雨が続く東京での怒濤の毎日が少年にとって刺激に満ちていた。
マクドでビックマックをくれたヒナさんが黒服のお兄さんたちに言い寄られているのを見る。
少年は正義感からヒナさんを助ける
「行こう」
拾った銃を発砲してしまう。
「ハンバーガーのお礼のつもり?」
少女はクルーのバイトをクビになっていて(15歳なのに18と偽った年齢詐称が原因か)、
お金を稼ぎたくて援助交際をやろうとしていた。
「いまから晴れるよ」
晴れ女の力を目の当たりにする。
水できた透明な魚が現れたり大きな水たまりが宙にうかぶ現象が目撃されたりする。
ガイアのホメオタシスか。
iPadでSNSを眺めながらナツミさんと議論する。
「空は海よりも深い未知の世界で積乱雲に未知の生態系があってもおかしくはない」と引用するナツミさん。
透明な魚が空の上に住んでいるのはないかと視聴者に印象づける。
記事にすれば稼げそうというが、ロマン好きなナツミさんからケイちゃんに似てきたとあしらわれる。
「晴れ女に嫌われないようにね」
スガさんとおばさんとの会話
ぜんそく持ちの子供がいるようで、
スガさんは会わせてくれという。
おばさんはタバコ吸っているひとには会わせないという。
娘のためにタバコは辞めたというが、
そういうイメージだから会わせないというおばさん。
30分から1時間までは、
晴れ女のビジネスを開始して紆余曲折ある。
ヒナさんの部屋初訪問。
女子の部屋に入ることに有頂天になるホダカ。
ジャンクフードで喜ぶシーン(『君の名は』ではパンケーキなので、日本がすごく貧乏になった演出と思われる)や線路沿いに住んでいる描写があり、貧困具合がうかがえる。
晴れ女の仕事をもちかける。
3500円でネットにアップする。
バスで見かけた貴公子がヒナさんの弟だとわかる。
初仕事では見事に快晴になった。
この仕事はいけると確信する。
以来は、結婚式、競馬、学生の天体観察、子供、プリキュアのコスプレイヤーからなど。
ヒナさんは100%の晴れ女だった。
「それは、まるで街全体が華やかな服に着替えていくようだった」
「ひとの心は空に繋がっているんだ」
評判となり大きな仕事の依頼がくる。
このときの夕焼けの景色が荘厳で綺麗である。
「自分の役割がわかった」
就活で悩むヒナさん。
履歴書の筆は進まないが、取材となると楽しそうに筆が乗る。
聞き上手なヒナさんは記者に向いているのだろう。
ホダカの月給が3000円だと発覚する。
ある婆さんの依頼の場面。
テレビに映ったことで晴れ女の依頼が殺到する。
とてもさばけないので、あと2回で終わりにすることに(ヒナさんの体調も考えてのこと)。
「お盆は亡くなったひとが空から帰ってくる日なんだよ」
向こう岸、お彼岸、空の上は別世界。
占い師に続き、空の上の世界があることを視聴者に決定づける。
透明な魚は、死者の魂。空の上の世界は彼岸だとほめのかす。
場面は変わり、スガさんとナツミさんの取材のシーン。
魚が空を飛んでいて竜もいる800年前にかかれた天井図。
天気の巫女がみた景色だと。
老師の説教が始まる。
天気の巫女はむかしはどこにもたくさんいたという。
代償がある、と。
その頃、ホダカが発砲したシーンが監視カメラに映っており、
警察が捜査を始める。
ナギのフットサルを応援にいく。
ナギのアドバイスで指輪を選ぶことに。
ナギを先輩と慕うことに。
「つきあう前は何でもはっきり言って、つきあってからは曖昧にいくのが基本だろ?」
3時間も迷った末に指輪を選ぶ。
娘のために週末の公園を晴れにして欲しいという父親からの依頼がくる。
それが終わったらヒナさんに指輪を渡すことにする。
依頼主はスガさんだった。
スガさんに娘(モカちゃん)がいることに驚く。
スガさんとナツミさんの関係は、
叔父と姪だった。
スガさんとホダカが似ているとナツミさんはいう。
スガさんも10代で東京に家出してきたという。
何年か前に妻を亡くした。
ヒナさんが天気の子になったいきさつをホダカに話す。
「もう一度お母さんと青空の下を歩きたかった」
警察がやってくる。
ホダカの捜索だった。
弟と二人暮らしなのは問題だと警察はいう。
このときアマノと名字が判明。
このままだと人生を邪魔してくるやつに平和な生活が崩されてしまう。
スガさんのところにも警察がきて、
退職金として確か5万だしてくる。
※金の切れ目が縁の切れ目。5万は、ご縁。
「いっしょに逃げよう」
ホダカとヒナさんとナギとの逃避行がはじまる。
泊まれる場所を探すが断られる。
雪が降ってくる。
※ヒナさんの気持ちの焦りを表現。
「この空とヒナさんが繋がっている」
「人間、歳とるとさ……大事なモノの順番が入れ替えられなくなるんだよな」
ナツミさんは天気の巫女が人柱の運命にあることをヒナさんに伝えてしまっていた。
警察から逃げるシーン。
人生の邪魔してくるやつとの戦い。
一泊2万8千円を請求してくるホテルに泊まることに。
ジャンクフートで喜ぶシーンがある(『君の名は』はパンケーキだったので貧乏さが伝わってくる)。
最後の晩餐。
カラオケをする。恋やフォーチュンクッキーなど。
もしも神様がいるのなら……。
誕生日プレゼントとして指輪を渡す。
「人柱なんだって……わたし」
晴れ女が人柱になって消えることで狂った天気が元に戻ることをホダカに伝える。
透明になった体をホダカに見せる。
※キモオタの言葉でいうなら、コーラリアンだとわかった以降のエウレカのよう。
「ヒナさんを見てる……」
「どうしてキミが泣くかな?」
「晴れを願うほどね。体が透明になっていくの。凪をよろしくね」
「俺達は三人で暮らすんだ。ずっと一緒だ。オレが働くから。ちゃんと稼ぐから」
翌朝起きるとヒナさんが消えていた。
警察がやってくる。
空から指輪が落ちてくるのを拾う。
ヒナさんが15歳だと知る。
警察に捕まって池袋まで移動する。
ヒナさんが空に登っていく夢をみんなみていた。
警察署を脱走する。
ナツミさんのバイクに拾ってもらい、
祠がある代々木の廃ビルに行くことに。
線路をひたすら走るホダカ。
廃ビルでスガさんと対峙する。
スガさんまでも邪魔をする。
「どうして邪魔をするんだよ。何も知らないくせに。オレはただ、もう一度あのひとに会いたいんだ」
ホダカを取りおさせる警察に立ち向かうスガさん。
凪も手助けしてくれる。
そして、彼岸にいく。
ヒナと会う。
「ヒナー」
「ホダカー」
「ヒナーいっしょに帰ろう」
「わたしがもどったら天気が」
「もういい」
「ヒナはもう晴れ女なんかじゃない」
「もう2度と晴れなくたっていい」
「青空よりもオレはヒナがいい」
「天気なんて狂ったままでいいんだ」
それから、3年がたっても雨はやまなかった。
東京農工大学に進学することに。
気候変化があった時代に必要なことを学びたかったのだろう。
あの婆さんとまた会う。
東京は元来は海で元に戻っただけという。
スガさんと会う。
スガさんは老眼鏡をかけている。
「世界なんてさ、どうせもともと狂ってるんだから」
「この世界が狂っているのは誰のせいでもないんだ」
ヒナと再開する。
「ちがう。やっぱりちがう。僕たちは確かに世界を変えたんだ」
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