余計な枝葉末節は省いて、
1巻、3巻、7巻、8巻を読めば問題ない。
ポイント巻(0.5巻)を含めると、
1~8巻、6.5巻、8.5巻が発売されているが、
上記以外の巻は、気になったら読む程度でいい。
2巻は生徒会選挙の内容だが、
話を理解する上でカットしても支障がない。
ここの部分が、だれる。
3巻は、クラスメイトとバーベキューをする内容になっている。
3巻の後半から重要である。
処世術を使って菊池さんと話していたことを、
菊池さん本人に打ち明ける話とか、
日南 葵と仲違いするところとか。
アニメは尺の関係上、
3巻ぐらいまでしかやらなそうなので、
そうなると、1話がピークとなる。
凡庸な作品になってしまうかもしれない。
アニメを1クール見る暇があったら、
原作小説の、1, 3, 7, 8 巻を買って読んだほうがいい。
6 巻も省けない内容ではあるが、
7 巻を読めば全て済む。
7 巻の終わりに、菊池さんに思いの丈を告白する。
8 巻では、晴れて菊池さんと交際し始める。
8 巻は主人公の転機となる話だ。
オンラインのレートではなく、
日南とオフ会(オフライン・ミーティング)に参加するなど、
主人公はプロゲーマーを目指すようになる。
俺ガイルのパクリといった内容ではなく、
むしろ、別の作品といっていい。
互いに尊敬できる「本当の友だち」というのが『弱キャラ友崎くん』のテーマであるからだ。
日南が主人公を改造したがるのには理由がある。
日南は努力したのに勝てなかったアタファミのトップがどんな人間が知りたかった。
それで、実際に会うわけだが、
人生を投げたキモオタでムカついたわけだ。
そんな人間を、日南は改造したくなったのである。
ゲームのアタファミにおいては、主人公の友崎くんを尊敬しているのだから。