STAX のエントリーモデルが刷新されるそうだ。
新型のイヤースピーカー(ヘッドホン)は SR-X1 という。
だいたい6万円である。
STAX は専用のアンプを必要とするので(ドライバーユニットという)、
セットにして、12万ぐらいである。
高くねえか^ー^
ディスコンになる、エントリー機 STAX SRS-3100 (SR-L300 + SRM-252S)は、
6万ぐらいだったので、軽く倍の値段がする^ー^
STAX SRS-X1000( SR-X1 + SRM-270S )のシステムを視聴してみたところ、
SRS-3100( SR-L300 + SRM-252S )と変わりはない。
素材や部品の高騰によるものだと捉えるべきか。
STAX は値段に比例して音が悪くなる。
値段が高くなればなるほどに……。
つくりは単純なほうがいいのだろう。
SR-X の最終形・SR-X / MK-3 という、
1975年ぐらいに発売された黎明期の STAX の音が良い気がする。
おそらく、サウンドの根幹となるモノは変わっていないのではないだろうか。
ヘッドホンは STAX だと、かねて主張している。
おれっちが考えるオデオの音質ないし CP のティアはこのようなものだ。
- STAX (エントリー機)
- 多 BA 型イヤホン
- モニタースピーカー
- スピーカー
耳に近ければ音が良いという理論を体現したものとなった。
BA型イヤホンはカスタム IEM などの UE18 pro である。
低域に疑問を持つかもしれないが、
多くの BA ドライバを集めたイヤモニは素晴らしい音質だと思う。
しかし、BA ドライバと似たような構造である STAX のほうが、
イヤホンの内蔵する小さなドライバーの集合体よりも面積が大きいため、
サウンドはどうしても上位になってしまう^ー^
当時は10万円以下で買えた UE 18pro も、
今となっては20万するので。
モニタースピーカーは YAMAHA MSP-5 などを想定している。
これも、生産終了だったか。
コスパの良いモノが大体ディスコンになったな^ー^
低域などはジェネリックのモニタースピーカーに負けるが、
必要な帯域が出力されているので良いんじゃないかな^ー^
スピーカーはオールドファッションなもの……、
Cornwall IV とかが良いが、コスパが悪い。
パラゴンのレプリカやダイヤトーンのような古いスピーカーだと、
中身が別物になっていたり、
詐欺の温床になっていたりするので、
候補から除外したほうがいいかもしれない。
自身でレストアする DIY といった楽しさはあるだろう。
紙芝居ゲーム(恋愛シュミレーションゲーム・エロゲ)をやるために、
良いヘッドホンが欲しいみたいなオタクがいたが、
STAX でいいだろう。
STAX は音漏れが気になるだろうから、
適当な安いアクティブスピーカーでもいいと思う。
メーカーもエンドユーザーがそのような環境であることを想定している(ゲームの初期設定では大きな音に設定されている)。
相対的かつ絶対的に、
コストパフォーマンスの観点から、
あるいは音質の観点から、
STAX のエントリーを勧めてきたわけだが、
12万は高えよ。
まあ、いいか。
オタクに勧める必要は、今の時代はなくなったからな。
STAX SRS-3100 ( SR-L300 + SRM-252S )の保守部品を集めるといいかもしれない。
アークとかイヤーパッドとか。
アンプは生産終了したが、
イヤースピーカーの SR-L300 は販売されているので、
適当なドライバーユニット(STAX 専用のアンプ)と組み合わせるのも、
ひとつの手だろう。
高すぎるので、中古になると思うが。
STAX SRS-3100 のシステムを未来永劫、使い続ける必要がある。
これ以上もこれ以下もないからだ。
SR-X / MK-3 を 49年使っているキモオタクもいるから、
いけると思うよ。
ドライバーユニットは修理する必要があるかもな。
イヤースピーカーはエントリーの SR-L300でいいが、
ドライバーユニットはミドルクラスのほうが音が良くなることがわかっている。
また、リケーブルできるモデル( SR-L500 MK2 )のほうがいいとのオタクにいわれたものだ。
現状の最適解のひとつとして、 STAX SRS-X1000( SR-X1 + SRM-270S )になるのだろうか。
出音も大して変わらないし、
12万ぐらいになってしまったが、
一生涯つかえるのでコスパが良いといえるか。
興味深いステマドットコムの記事がある。
STAXは、金属メッシュ固定電極を採用している製品を開発している。1970年発売の「SR-X」や1993年発売の「SR-Ω(オメガ)」などがそうだが、これらは固定電極を接着剤による貼り合わせで実現させていたため、あまりに歩留まりが悪く、生産継続を諦めざるを得なかったという。その後、新たにエッチング処理による多孔式固定電極板を開発、こちらを歴代のフラッグシップモデルに採用し続けてきたが、「MLER」技術のノウハウによって、金属メッシュ固定電極を持つ製品を復活させることができたのだという。
つまり、基本的な技術は開発当初から変わっていないが、
コストダウンなどの関係で「金属メッシュ固定電極」は、
今のエントリーモデルに採用されていないということになる。
ドライバーの写真を公開しているブログを拝見した。
これがいいんだろうな^ー^