『ノワール』は、俺っちが初めて見た深夜アニメです。
放送してから12年後にテアトル新宿でオールナイト上映イベントが開かれたんで行ってきました。
2013年12月14日の夜 23:30から翌朝の6時ぐらいまでやってましたね。
イベントの後半は寝ていたキモオタが多かったと思います(パンピーも寝ていました)。
このときは、確かシンフォギアのライブのはしごで行ったと思いますが、
オタクとの打ち上げは、かなぐり捨てて霧ちゃんに会いに行きました。
こういったイベントの中では一番おもしろかったです。
3000円ぐらいしましたが値段以上の価値がありました。
オールナイト上映イベントでもらえたコマフィルムです。
ハコが200人ぐらいしか入らないので、これを持っているのは世界で200人ぐらいでしょうか。
フィルムの取り扱いは下記のサイトが勉強になります。
ブルーレイの発売を記念した、お披露目の上映会でもありました。
映画館でも映せるような 35mm のフィルムを使ったセル画のアニメなので、とにかく綺麗でした。
確か、 16mm のフィルムはテレビ放送用で 35mm は映画用です。
放映されていた2001年というのはセル画からデジタル彩色に置き換わってきましたよね。
また、ノワールは 16:9 のワイドであるため、
ブルーレイ化の際に 35mm フィルムのセルアニメの選択は、
画質に寄与したのでしょう。
実際に、DVD版とBlu-ray版の比較映像が銀幕に映し出されたときには、
キモオタの歓声があがったのが記憶にあります。
ステージに登壇したのは、夕叢霧香役の桑島法子さんとミレイユ・ブーケ役の三石琴乃さん、
株式会社フライングドッグの何とかさんです。
監督の真下耕一さんや脚本家の月村了衛さんは来なかったですね。
桑島法子さんが「クロエの服がTMレボリューション」と言ったり、
「ミレイユ・ボーケ」と言ったり、
「猫の名前が印象的で……」といったときに、
オタクが「ムイシュキン公爵」と返答したりしていました。
正直、声優のふたりは話を忘れていたと思いますね。
「殺人のときに流れる曲って何だっけ?」と、
声優同士のトークが詰まったときに、
館内で立ち見をしているキモオタが「salva nos」と大声で叫びました。
立ち見ですから映画館内の一番うしろの席ですらないところですね。
キモオタは叫んだんです。
キモオタが叫んだ。
オタクが叫びたがってるんだ。
ですが、無視されてトークが続行されました。
端的に言って、すげえ面白かったです。
来てよかった^ー^
画面前のキモオタの皆さんは聴いたことがあると思いますが、
これが劇伴(BGM)でよく使われている『salva nos』です。
ノワールの曲で有名ですね。
ちなみに俺っちは、サントラにもある『canta per me』が好きです。
実は、けっこう人気なイベントだったので、立ち見の方もいたんですよ^ー^
まぁ、立ち見といっても床に座って観るか寝ているんですけどね。
フライングドッグから来た人は、「ノワールは血が出ない」ってくだりで、
「当時の放送で規制されていて……」と返答したのと、
「この中でノワールを観ていない人はいますか?」
「観ていないひとも結構いますね」「楽しんでいってください」
「みなさんも『のんのんびより』見てますよね」ぐらいしか言わなかったですね。
あとは、「必殺仕事人」みたいな感じだとか、
三石琴乃さんは、「ノワールは『間』を楽しむ」って言っていました。
とりあえず、社内に転がっていたノワールの商品を配るかってなったんで、
ジャンケン大会での無料配布が始まりました。
関係者の方は、とにかく覚えていないので、
「これ何の雑誌の応募者プレゼントだっけ?」
ってなってオタクが、アニメディアだかアニメージュだかと返答していました。
このジャンケン大会は「真のノワール」を決める催しと呼ばれていました。
知らんけど。
2クールもあるので全ての話を流すわけにはいかないので、ピックアップした話を上映したわけですが、
自分にとっても巡礼のようで、感涙してしまいましたね。
ソルダの謎はわからずじまいでしたが、最高のイベントであったことは間違いないです。
放映から12年経って初めてのイベントをやるってなかなか無いと思いませんか?
以上で感想のレポートは終わります。
『ノワール』なんて知らねえよって方は、ぜひとも観てください。
当時の覇権アニメですから、海外でも人気なんですよ。
ちなみに中国や台湾では日本とタイトルが異なっていて、
台湾だと『黒色天使』で、
中国では『黒街二人組』です。
どちらも味のあるタイトルですね^ー^